2013.11.07

無垢材ベンチの選び方

このブログでは、テーブルや椅子の選び方をテーマに何度か記事を書いてきました。ですが、ベンチの選び方については書いてないと思うので、今日はベンチの選び方をテーマにします。

というのも有り難いことに、最近ベンチの注文が増えている印象があります。テーブルとともにご注文頂く場合もありますし、ベンチ単体でご注文頂く場合もあります。そこで、ベンチを選ぶ際に気をつけたいこと、どうやって選んだらいいかをみていきます。

まずは、ベンチとはどういった家具かをおさえておきます。

テーブルで食事をする際や新聞や本を読もうと思うと、ほとんどの方は何かに腰掛けると思います。腰掛けるものは、椅子かベンチだと思います。椅子とベンチの違いからみていきます。

椅子は1人で腰掛ける家具で、背もたれと脚が4つついているものと一般的に定義されています。一方、ベンチは、複数の人が腰かける家具とされ、背もたれのあるなしで名前が変わるようなことはないようです。ベンチと似たようなものにソファがありますが、ソファとベンチの違いは、リラックス度の違いかなと思います。背もたれがあり、肘掛けがついていて、奥行きも深く、柔らかい素材で座面が作られているものがソファといえるでしょう。

では、ダイニングテーブルを利用する際に、椅子とベンチどちらを選べばよいのでしょうか?

ベンチのメリットは、

・腰掛けたり、立ったりするのが楽

・ひとつに座れる人数が多い

・座われる人数を考えるとコストパフォーマンスがよい

・あぐらがかける

といった点が挙げられます。

逆にデメリットは、

・ゆったりとするには向かない

・大きなものは動かすのに苦労する

といったところでしょう。

ベンチをご注文のお客様に話を聞くと、まだ小さなお子様がいらっしゃるご家族がお子様用に購入されるケースが多いように感じます。お子様のお友達が来たときには、座れる人数が多いほうが使い勝手もいいようです。さらには、お子様とコミュニケーションをとるのにも、程よい距離感で接することが出来るといった意見も聞きます。

では、ベンチを選ぶ際には、どんなことに気をつければよいでしょうか?

ベンチといえでも、座り心地は良いほうがいいかなと思います。ベンチだと座面が平らなものが一般的ですが、すこし傾斜があるほうが実際の座り心地はよくなると思います。

ベンチの座面

上の写真は、ソリウッドの定番のベンチです。見て頂くとわかると思いますが、座り心地を意識して座面の端の板に傾斜をつけています。座ってみると、平らな座面より腿の裏側のフィット感がよく感じると思います。

次にサイズの選び方です。

ベンチを使わないときや掃除をする時に、テーブルの下に置くことができるほうが、機能的です。そのためには、テーブルの脚と脚の間に納まるほうが使いやすくなります。出し入れをスムーズにするためには、テーブルの脚と脚の間の広さより、10cmほど短いサイズのものを選びましょう。

ただ、テーブルのサイズがW1800を超えるような大きいものに合わせる際は、注意が必要です。ベンチが大きすぎると、動かすのが大変になります。また、無垢材の場合は素材自体で重量がありますので、大きくても1500か1600位にしておくほうが良いでしょう。

では、最後にソリウッドの定番ベンチを紹介したいと思います。

ソリウッドの無垢材ベンチ

3枚の無垢板をはぎ合わせ奥行きをだしています。先ほども少し触れましたが、デザインの最大の特徴は、端の2枚の板が傾斜をつけてはぎ合わせていることです。こうすることで、座り心地がアップします。吉祥寺ショールームにも、展示してありますので、ぜひ座って確かめてみてください。

こちらのベンチもお客様のご要望に応じてカスタムオーダーが可能です。サイズも長さについては、1cm単位で指定して頂くことができます。奥行き寸法については、3枚の板をバランスよく配置するため330mmで固定になります。座ることに関しては、奥行き330cmあれば大人の方でもしっかりと座って頂けます。

さらに、座面の触り心地が違った2種類の仕上げ方から1つを選んで頂いてます。

ひとつは、ツルツルとしてフラットな触感なフラット仕上げです。これはテーブル天板のように平らに仕上げます。下の写真はウォールナット材のフラット仕上げの例です。

ウォールナット材のフラット仕上げ

もう1つは、少し感触が手に残るような肌触りのテクスチャー仕上げです。これは、あえて刃物をあて、ランダムな凹凸をつける仕上げ方です。テーブルではなかなか採用しづらい仕上げですが、ベンチだと可能になります。

ウォールナット材テクスチャー仕上げ

細かな凹凸をつけることで滑り止めの役割も果たします。もちろん、刃物痕をつけたあとで、やすりをかけますので触った際にとげとげしたり、痛いようなことはありませんので、ご安心ください。

賢木@吉祥寺

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