台風接近の中、スリットが入った脚のテーブルを納品しました。

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家具屋で働く双子のブログ

2013.10.26

台風接近の中、スリットが入った脚のテーブルを納品しました。

台風接近の中、２件の配達が無事に終わりました。台風が直撃したら延期になる可能性もありましたが、ちょっと逸れてくれたので予定通り納品できました。

とはいえ、雨が降る中での配達は晴れている場合よりもかなり気を使います。オイル仕上げの無垢材家具は水に強くありません。雨に濡れる事は避ける必要があります。ウレタン塗装の場合は、多少雨に濡れても拭いてしまえば問題ないのですが…

雨の予報が出ている場合は、発砲ポリエチレンシートの梱包材で完全に包んでいきます。発泡ポリエチレンシートは水に強いので、雨の中で運んでも内部には染みてきません。ただし、水に濡れると非常に滑りやすくなります。これが結構厄介です。手袋を使う場合もありますが、それでも滑るので大変です。

オイル塗装の家具を直接持つ場合は手袋をすると余計に滑るので、普段は手袋は使用しません。ウレタン塗装の場合は、手袋をする場合もあります。ウレタンはちょっと滑るんですよね。

こちらが本日配達したウォールナット材の無垢材テーブルです。小振りの正方形テーブル。脚は80ミリの角脚を取り付けています。通常の角脚とちょっと違って、天板との間にスリットを入れています。

天板の角にピッタリと付いた角脚を要望されることがあります。しかし、無垢材テーブルの場合は天板が多少伸び縮みするため、段差がでてしまいます。製作した時はピッタリと合わせても時間が経つと、どうしてもズレが生まれます。ピッタリとあっているはずの部分がちょっとズレていると、かなり気になります。そうした事情があるので、天板の角に合わせたいという場合はこのようなスリットを入れることをオススメしています。

スリットがあれば、ズレが生じた場合もそれほど目立たなくなります。無垢材家具は完成した後も動くことを考慮してデザインをしないといけません。考慮しないと、のちのちに無理が生じたり、見かけがかっこ悪くなることがあります。