2013.10.14

ただいま人工乾燥中のトチ無垢材

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乾燥中のトチ材4枚

昨日のブログで取り上げられていたトチ材。現在相模湖工房の人工乾燥庫にトチ材4枚が入っています。これらの板は4月に木材市場で購入してきたものです。製材されたばかりの生材でしたので、外で桟積みにして空気にさらしていました。

半年ばかり天然乾燥をさせていたトチ材は、含水率30%ぐらいになっていました。乾燥されていない板は半年から1年ぐらい天然乾燥をさせたのちに人工乾燥庫にいれるのが普通です。天然乾燥をしないでいきなり人工乾燥庫に入れると急激に乾燥が進んで、割れ、反り、ネジレの原因になります。外見の変化が出やすい乾燥初期はゆっくりと乾燥させるのが得策です。

含水率30%になったトチ材は、木材乾燥庫に入れて2週間ばかりで10%前後まで乾燥が進んでいます。大きな割れやネジレも生じていないようです。

耳つき2枚はぎテーブルにする予定

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これら2枚は白い部分だけでテーブル天板が製作できそうです。2枚を接ぎ合わせて耳つき2枚はぎテーブルにします。一部腐けている部分があるので、それらを除いて取れる長さの天板にします。1500ミリは採れると思っています。

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こちらの2枚は一部に赤い部分が入ります。トチ材は樹木の中心部分は赤褐色で、周りが白い部分になります。他の木の場合は色の濃い部分が好まれますが、トチ材では白い部分が多い方が人気があります。でも赤い部分は面白い模様をしていたりするので、入って入る方が個性的な天板になります。

すでに含水率10%を切っている箇所があるので、一度乾燥庫から取り出して板全体の含水率を計ります。全体的に10%前後になっていれば、乾燥修了です。ただ、中心部分はまだ15%ぐらいな気がしています。その場合はもう少し人工乾燥を続けます。

乾燥が終了したら、どんな天板にするのか木取り案を検討します。そうしたら耳つきテーブルのWebサイトに準備OK板として写真掲載します。

瑞木@相模湖

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