2018.10.03

チェリー材は今のところ価格高騰もなく、オススメです【No.2425】

2、3年前からチェリー材の注文の割合が増えてきています。それまではウォールナット材の圧倒的な人気が、チェリーは二番手、三番手といった位置につけてきましたが、この1年ではウォールナットより多くのご注文を受けています。チェリー材はウォールナット同様に北米産の輸入材になりますが、徐々に色が濃くなりなんとも言えない使い込んだ感がでてくるのが特徴です。他の家具などのコーディネートの関係で経年変化を好まない方もいらっしゃるかもしれませんが、自然なものでは色が変わってくることはよくあることで、そういったことを楽しめるのも天然素材である木を生活に取り入れることのメリットだと思っています。チェリー材は導管といわれる水分や養分を運ぶ管が細く、点在していることもあり丁寧に磨くとすべすべに仕上がります。さらにオイルを塗るとしっとりとした質感になりいつまでも触っていたくなるようです。肌触りなどを重視する方やウォールナットほど色が濃くないけど、そこまで明るいものでないほうが良いという方にはぴったりとくる材です。ここ数年、ひそかにチェリー材を一押ししてきた私にとっては、多くの方に選んで頂けるのは嬉しいです。また、もう一つチェリーにとって追い風になっているのが、安定している価格です。木材の価格は常に動いていて、この10年で高騰が進みました。特にウォールナット、ナラ、タモといった材で顕著です。そんな中、以前はウォールナット材よりも値が高くついていたチェリー材はそこまで急騰しておらず、価格が安定しています。そのため、ウォールナット材よりも安い価格設定にすることができています。この状態が長く続くかはありませんが、価格面なども考えると、何がなんでもウォールナットというような以前のような状況は変わり、その代わりにチェリーを選択するというケースが増えるのではないかと思います。

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こちらは先日納品したチェリー材の丸テーブルとベンチです。ただでさえ、温和な印象のチェリー材ですので丸テーブルにするとより優しさというか柔らかさが出てきます。こちらはとある工業機器を製作している企業様で、会社の玄関先で応接スペースとして使うところに納めました。企業トップの社長さん自らネットで検索して頂き、ソリウッドを知って頂いたようです。最近では、無垢材でできた家具を会社でも使いたいと考える方からの問い合わせが増えています。デザインなどを担当する会社からの問い合わせもありますが、経営者自ら問い合わせたり、店にご来店頂くケースも増えています。

 

ベンチのデザインは、ソリウッドのオリジナルで、3枚の板をはぎ合わせて座板にしています。端の2枚も角度をつけています。見た目的に特徴をもたせる意味合いもありますが、しっかりともも裏を支えてあげることでベンチでも心地良い座り心地を実現させることができます。ベンチの仕上げは2タイプあり、テーブルと同様に仕上げたフラット仕上げとあえてチェーンソーの刃で傷をつけた後、ヤスリを軽くかけて仕上げたテクスチャー仕上げのどちらかを選択して頂くことができます。今回は2台あったので、座面については2タイプを1台づつ納めました。

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ベンチについては、基本的には上記写真にあるようなデザインで製作します。それ以外に単純な構造のものでしたらオーダーで製作できるケースもあります。下の写真はW2000と長く大きなベンチの製作事例です。作り付けに近い感覚で使って頂けるとかと思います。

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