2018.07.22

オフィスの会議室に無垢材テーブルがあったらかっこいい【No.2352】

以前にもこのブログで「もっと世の中の会社の会議室や応接スペースに無垢材のテーブルがあっても良いのでは?」ということを普段から思っていると書きました。これは依然とそう思っているのですが、先日あるオフィスに無垢材テーブルをお届けしたので、そちらの様子を紹介したいと思います。

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ウォールナット材の耳つきテーブルです。こちらは3枚の板を横方向にはぎ合わせている3枚はぎ天板です。サイズはW2000×D1000で天板の厚みは40mmあります。耳の向きは片側が木裏が上で、耳は下方向に、もう片側は木表が上で耳が見える感じになっています。耳つきテーブルの場合、耳の向きでだいぶ印象は変わりますが、樹皮があった部分が表にくるとよりナチュラルな感じがします。反対に樹皮部分が下に向いているとよりシャープな印象になります。耳の向きはそれぞれの板の表面の状態によって使える使えないということがあるので、ケースバイケースになってしまいますが、オーダーで製作する場合は、なるべく樹皮部分を見せたいといったご要望をお聞かせ頂ければ条件にあった板を提案することも可能です。耳の向きについては見た目の違いということが大きく、上述したように印象もだいぶ変わってきます。それ以外に気をつけることというと、樹皮のあった部分が表にくる場合、テーブルの実際に横幅とテーブルとして機能する横幅の寸法が違うということです。耳の部分は斜めになっているので、当然そこには食器や物を置くことが出来ません。丸太の外側に近い部分の板だと耳がかなり寝ていて、実際の寸法と機能する寸法が10cm以上変わることもあります。ですので、樹皮があった方を上にする場合は耳がどのくらい寝ているかをチェックしてみると良いと思います。

さて、先ほどの納品事例ですが、とある会社の会議用テーブルとしてご注文頂きました。設置した場所は執務スペースの横に設けられた場所で社員の方のそれぞれのデスクからも見える場所となっていました。オフィスとしては珍しいかと思いますが、濃い褐色のフローリングとなっていて、これに合わせるなら色の濃いウォールナットだなということでウォールナットの板を色々と探していたとのことです。納品には私も立会いましたが、この空間に非常にマッチしていて、かっこいい空間になったなと素直に思いました。

写真ではわかりづらいですが、脚は黒く着色した木製脚となっています。ソリウッドの工房ではスチールの加工が出来ません。スチール製の脚のご要望はよく頂きますが、スチール脚での対応が難しく黒く塗りつぶしの着色した木製脚を提案させて頂いています。

無機質になりがちなオフィス空間に、無垢材のテーブルがあるとそれだけで少し違った気持ちになるのではないかと思っています。店で接客をしている際にも「ここに座るだけでも落ち着いた気分になれる」「こんな机で勉強したら、やる気が出て頭よくなりそう」といったコメントをよく聞きます。これらはあくまで気持ちの問題なので、科学的な根拠はないかもしれませんが、仕事や普段の生活において気持ちというのはかなり重要です。無垢材のテーブルがあるだけで、社員の方のやる気の気持ちが少しでも上がるかもしれません。経営者の方や設備を担当する方へぜひオススメしたいところです。

また、無垢材のテーブルを入れることで高級感がでる点も注目です。会議室や応接室は外部からの方も利用するスペースです。できればしっかりとおもてなし気持ちを表現したいところです。無垢材のテーブルが置いてあるとちょっとしたスペースでも少しパンチの効いた空間になるはずです。相手の方も少しリラックスした気持ちになるかもしれません。

オフィスの会議室や応接にふさわしい材となると、これと断定するのは難しいですが、落ち着いた雰囲気にしたいのであればウォールナット材、明るくスタイリッシュな空間にあわせるなメープル材、個性的な耳つきでインパクトを求めるならトチ材といった感じでしょうか?

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