2018.06.16

人気のあるウォールナット材。【No.2316】

梅雨に入ってやっぱり雨模様が続いていますね。今日は気温も上がらず寒く感じる日でした。雨も嫌いではないですが、やっぱり晴れていた方が何かと楽ですよね。雨が降ると行動の範囲が狭くなってしまいますからね。先日、『AI時代の子育て戦略』成毛眞・著 という本を読みました。その中で音楽やスポーツの才能は、ほとんどが遺伝という話の中で、慶應義塾大学の安藤寿康教授の双子実験の話が書かれていました。実は我々も安藤教授の双生児実験に被験者として参加していました。大学生の頃に安藤教授(当時はまだ助教授だったと思いますが…)監修のもと、テレビ番組の実験にも参加したことがあります。本を読んでいて自分に関わりがある事柄が出てきて嬉しくなりました。

さて、今日はウォールナット材の話をします。このブログでもなんども取り上げていますが、とても人気のある樹種です。世界的に見ても人気の樹種です。日本では今一番人気のある樹種といってもいいでしょう。それゆえ、価格も高騰していて”高い木”として認知されています。人気の理由はその色です。ウォールナット材は着色をしなくても濃い茶色をしています。木の色のイメージは薄い茶色だと思いますが、ウォールナット材は濃い茶色をしています。

ソリウッドではウォールナット材と表記していますが、ブラックウォールナット材、アメリカンウォールナット材という表記もされています。ブラックウォールナットとも呼ばれていますが、黒くはないです。焦げ茶色ですね。ウォールナット材は北米産の木材です。アメリカの東部が主な産地になります。ウォールナットという名前の通り、クルミの仲間です。日本にもクルミの木は生えています。家具用材として活用されるオニグルミという木が日本には生えています。でも、オニグルミは色がウォールナットほど濃くありません。色が全然ちがいます。

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こちらがクルミ材のテーブルです。
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こちらがウォールナット材のテーブルとイスです。色が違うと全然印象が違います。ただ、木目の様子を見ると似ています。クルミ材よりもウォールナット材の方が若干重めです。硬さも若干ウォールナット材の方が硬めですが、それほど大きな違いはありません。

ウォールナット材は北米産の木材ですが、日本にもたくさん入ってきています。大部分は現地で製材と人工乾燥が済んでいる木材です。厚みごとにまとめられたバンドルという単位でまとめられた状態で日本に入ってきます。丸太のまま日本に入ってくる場合もあります。丸太で入ってくるウォールナットは太めの木が多いです。丸太で入ってきたウォールナットは日本で製材されて、日本で乾燥がされます。耳つきウォールナット材の多くは丸太のまま日本に入ってきて日本で製材された板です。アメリカで製材された板を現地挽き、日本で製材された板を日本挽き、国内挽きと呼んでいます。現地挽きの板は強制的に人工乾燥をしているので、それを嫌う材木屋さんは丸太を仕入れて国内で挽いたウォールナット材を扱っていたりします。家具屋的には乾燥しているアメリカで人口乾燥された板は含水率が10%以下になっていることが多く、安心して使えるメリットがあります。ただ、天然乾燥や低温で時間をかけて乾燥させた板の方がウォールナットが持っている本来の色を保ちやすいというメリットもあります。その辺りは板を使う人がどう考えるかによります。ソリウッドではストレートカットテーブルや脚に使うウォールナット材は現地挽きで現地乾燥の板を使っています。耳つきテーブルに使うウォールナット材は国内挽きで、ソリウッドにある低温木材乾燥庫を使って乾燥させている板が多いです。

現在吉祥寺ショップでは現品販売をするウォールナット材のストレートカットテーブルが数台展示されています。耳つきテーブル用のウォールナットの板も数枚展示しています。ウォールナット材のテーブルをお探しの方はぜひ一度ソリウッドの吉祥寺ショップにお越しください。

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