2018.04.06

北海道の木工所でNC工作機を駆使して製作されている椅子。【No.2245】

ソリウッドで取り扱っている椅子は日本国内で製作をしている3メーカーの椅子です。宮崎椅子製作所の椅子は徳島県、いのうえアソシエーツのAwazaチェアは山形県にあるOEMメーカーで、ISU-WORKSの椅子は北海道で製作されています。宮崎椅子製作所とISU-WORKSは自社の工房で製作されています。Awazaチェアを製作しているOEMメーカーは日本有数の椅子製作メーカーで様々な有名ブランドの椅子などを製作している工場なので、技術力は確かです。

先日のブログでISU-WORKSの椅子に張ることができる布生地を紹介しました。ISU-WORKSの椅子は北海道津別町にある山上木工さんという木工所で製作されています。座面の生地もこの木工所で張られています。座面は専門の業者にアウトソーシングするやり方もありますが、ISU-WORKSの椅子は自社で張っています。津別町はカーリングで有名になっている北見市の隣にあります。道東のオホーツクエリアですね。女満別空港から車で約30分ほどのところです。網走や知床といった観光スポットへも車で行ける距離です。私も数年前に津別町を訪れました。山上木工さんを訪れた次の日は知床までドライブして少し観光もしました。熊が観れるかもしれないという遊覧船に乗ったりもしました。

津別町を訪れたのは9月でした。観光にはちょうど良い季節でしたね。冬になるとマイナス20度にもなる地域です。もちろん雪もたくさん降ります。冬は厳しい環境ではあると思いますが、そんな地域で製作されているのがISU-WORKSの椅子です。

ISU-WORKSの椅子がどのような現場でどんな人達によって製作されているのかが分かる映像が公開されています。ぜひご覧ください。

ISU-WORKSの椅子で個人的にオススメなのがYACチェアです。見た目は可愛らしいですが、座るとしっかりと背中を支えてくれる頼もしい椅子です。
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私は見た目よりも座り心地が気に入っています。小さく感じる背ですが、この背が腰をしっかりと支えてくれるんですね。なのでとても心地よくスッと座ることができます。前方に伸びた部分が肘掛けになっているので機能性も高いです。今度引っ越しことになっているのですが、その時には購入してぜひ新しい家で使いたいと考えています。(ただし、決定権が私にある訳ではないのでどうなるかは未定です。)

YACチェアは一見シンプルで簡単な構造に見えます。でもこのシンプルな構造で丈夫な椅子を作るのは簡単なことではありません。YACチェアには山上木工さんが得意とするNC機を操って正確な加工をする技術力が詰まっています。
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丸い座面枠と前脚の接合部分です。丸い座面枠にキッチリと脚がおさまるように加工されているのが素晴らしいです。こうした加工はNC機を巧みに操ることができないと実現しません。これを人間の手でやるとなると時間も掛かりますし、とても高い技術力が求められます。人の手でやるとなるととても製造コストが上がってしまいます。でもNC機ならプログラムを製作するのには時間が掛かり、試行錯誤がひつようです。でも一旦プログラムができて仕舞えば機械が動いて加工をしてくれるので時間も早く、ブレも少なく加工できます。

知名度はまだまだ低いISU-WORKSですが、製作されている椅子のレベルはとても高いですよ。細かい部分にも気が配られていて気持ちがいいです。まだ、ISU-WORKSの椅子を知らない方は是非ソリウッドの吉祥寺ショップでISU-WORKSの椅子に座ってみてください。また、オホーツク地方に観光に行く機会があったら山上木工さんのショールームにも寄って見てください。2018年春にオープン予定です。

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