2018.03.04

今度の日曜日はテーブルメンテナンス講座の日【No.2212】

来週の日曜11日の14:00〜からオイル仕上げのテーブルのメンテナンス講座を開催します。場所はソリウッドの吉祥寺ショップです。吉祥寺ショップは建物の2階になりますが、階段を登ると左右二つの部屋に別れています。右側の部屋の方が広く、こちらがメインのショップスペースとなります。テーブル選び方講座やこのテーブルメンテナンス講座は左側の部屋で行います。こちらにも丸テーブルや現品販売の耳つきテーブルなどを展示しています。吉祥寺ショップにお越しの際は、ぜひ二つの部屋両方をご覧頂ければと思います。

さて、メンテナンス講座の方ですが、以前このブログでも少し触れたのですが、1ヶ月ほど前からナラ材のテーブルを1台、講座の中で実践するメンテナンス用として、あえて汚しているテーブルがあります。普段は、ガッツリと水吹きをし、わざとコップの底を濡らしたコップを長時間放置しているなどして、輪染みをつけるようにしています。

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こちらが現在のそのテーブルの様子です。写真で撮影すると若干見えづらくなるのですが、実際に見るとコップの跡が複数ついています。また、もう一つの変化として全体の肌さわりが当初のスベスベ感がやや失われており、素手で触ると少しザラついた感触になっています。はっきりと染みがついていますが、これくらいであれば320番の紙ヤスリで軽くやすり、その上からオイルを塗れば、かなり目立たなくなり、肌触りもかなり良くなり全体的にリフレッシュさせることができます。この状態がメンテナンス講座の後、どうなったかは機会をみて報告したいと思いますが、いざメンテナンスをする際は、失敗したらどうしようなど緊張することもあるかと思います。一度、実践を見ておくだけで、ハードルはかなり低くなると思いますので、ご都合つく方はぜひお越し頂きたいと思います。

ご参加頂く場合は、特に予約なしで当日お越し頂くこともできますが、メールや電話で一報頂ければ席を確保させて頂きます。また、メンテナンス講座の対象は、基本的にはオイル仕上げのテーブルをご注文した方、もしくは現在使っている方をメインの対象にしています。現在、テーブルの購入を検討中で、仕上げだけでなく樹種やサイズについても悩んでいるという方は、3月の最終日曜日に開催を予定しているテーブル選び方講座の受講をオススメ致します。

ソリウッドでは、仕上げに使うオイルはドイツリボス社のアルドボスというオイルに決めています。亜麻仁油が主原料で他の天然油やミネラル成分などが配合された家具用のオイルになります。オイル自体はハチミツのような色をしていますが、着色成分は入っておらず、木材に塗ると水に濡れたように色がはっきりとしてツヤも多少でる感じになります。塗ったオイルは表面から下に向かって浸透してテーブル表面を保護する役目を担います。オイルがたっぷり塗られている状態であれば、水や色のついた飲料や液体をこぼしてもすぐに拭けば、それほど目立った染みには何らないと思います。逆にオイルが抜けた状態ですと保護するものがないので液体などは浸透しやすく染みなどになりやすくなります。そこで、定期的なオイルメンテナンスが重要になってきます。できれば1〜2年に1度くらいのペースでメンテナンスして頂くとキレイな状態が保てると思います。染みがついていてもテーブルの品質自体が劣化するといったことや反りやすくなるということはありませんので、時間があるときにやって頂くのでもOKです。

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オイル仕上げのメンテナンスは作業自体はそれほど難しくありませんが、紙ヤスリでやすって・・・と聞くと躊躇しますよね、削り過ぎたらどうしようとか不安もありますよね、でも使う紙ヤスリの番手さえ間違えなければ大事故にはならないと思います。一度実践を見て頂ければ、これなら出来そうだなと感じてもらえると思います。

これから暖かくなり、オイル仕上げのテーブルのメンテナンスには適した時期を迎えます。講座へのご参加、お待ちしております。

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