2017.12.17

ダイニングテーブルが無垢材だと何がいいの? その2【No.2135】

ソリウッドでは無垢材のダイニングテーブルをメインに製作しています。皆様の中には無垢材って何?という方もいらっしゃると思います。普段の生活ではなかなか無垢材という言葉はなかなか聞かないと思いますが、身の周りにある家具の中には木だと思っていたものが、薄くスライスしてある突き板を貼ったものであったり、木目をプリントしたものを表面に貼付けているものも多く存在します。テーブルなどを探す際には、見た目だけでなくどのような素材で作られているかを確認することで、使うことが出来る期間が違ったり、メンテナンスなどの方法も変わってきます。

数日前のブログエントリー「ダイニングテーブルが無垢材だと何がいいの?」では、突き板やMDFといった木質素材と比べ、無垢材のメリットである「質感がよい」、「長い期間使うことができる」といったメリットを2つ挙げました。今日はその続きで第3のメリットとデメリットについて描きます。

前回のブログはこちらから↓

ダイニングテーブルは無垢材だと何がいいの?【No.2132】

無垢材のダイニングテーブルの第3のメリットは「熟成感がでてくる」という点です。木材や家具の世界では経年変化ということがありますが、無垢材は主に紫外線の影響で、色が徐々に変化をしていきます。家具やテーブルによく使われる樹種の中ではチェリー材の経年変化が激しいです。チェリー材は、完成当初は淡いピンクがかった色ですが、徐々に濃くなり最終的には赤味のある深い茶褐色になります。完成から半年も経つと色が濃くなったなと感じるようになります。さらに濃くはなりますがしばらくすると変化は落ち着きます。経年変化がおきたチェリー材は単に色が濃くなっただけですが、見た目的には熟成感が増した感じになり良い感じになると感じます。チェリー材は時が経つにつれ色が濃くなりますが、全ての材が色が濃くなるわけではなく、反対に少し色が薄れてくる材もあります。その代表格がブラックウォールナットです。ウォールナットははじめは色が濃く、黒紫のような濃い茶褐色ですが、徐々に黒っぽさがなくなり赤味のある茶褐色になっていきます。出来た当初はかしっとした格好よさがありますが、徐々に味わい深い茶褐色に変化していきます。これもある意味熟成されてくる感じです。

ここまで、無垢材テーブルの目に見える具体的なメリットをみてきました。ここでは言葉にしやすく誰もが納得して頂ける点を書いたつもりです。ですが、無垢材テーブルの良さはこれだけではなく、ダイニングテーブルとしてどーんと部屋にある存在感,触れているだけで心が落ち着く包容力といったある意味感覚的な面でのメリットも大きいと思います。

続いて、デメリットにも触れていきます。

重い

無垢材テーブルは何度も書いている通り、木そのものを使います。そのため、ずっしりと重たさを感じるテーブルになります。W1500を超えるサイズの無垢材テーブルだと、脚がついた状態では大人の方でも1人で持ち上げ運ぶというのは難しいです。これは他の木質素材とは大きく違う点であります。頻繁に動かしたり、脚を外したりといったことが生活の中で多くなる時にはこの重さがデメリットになると思います。掃除の時など少し動かしたいということであれば脚の裏にフェルトを張れば、女性の方でも片方ずつ少し引きずるぐらいであれば、床に傷つくことなく動かせるはずです。

伸縮したり、反りがでる可能性もある

無垢材でテーブルを作る際にはしっかりと乾燥をさせた材を利用することが前提ですが、それでも周りの環境の影響を受けます。湿気が多い時は、木が湿気を吸います。その影響でテーブルが横方向に伸縮します。その際に、反ってきたり、酷いときは板が割れるといったことが生じる場合があります。こういった現象が起こりうるので、無垢材は使いにくいという判断もされがちです。ですが、反りに対しては、天板の裏側に反り止めの対処をすることで、いざという時も反りを抑える効果があります。

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テーブルが全く使えなくなる状況は起こりにくいですが、何かおきたときになんかしらのケアをする体制というもの必要です。

以上、テーブルが無垢材だとどういったメリットとデメリットがあるのかでした。

賢木@吉祥寺

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