2017.12.13

旅館やホテルにあると良いと思う椅子【No.2131】

2020年には東京オリンピックが開催されます。それに伴い多くの観光客が東京に押し寄せると思います。これからの数年間は東京の街も観光に関するビジネスや話題が大きく盛り上がるでしょう。宿泊施設も例外ではなく、いまから準備に余念がないことでしょう。日本はおもてなしが得意な国としてアピールもしています。せっかく多くの海外の観光客が訪れ、宿泊施設を訪れるのであればメイドインジャパンの素晴らしい家具やインテリアでおもてなしをすることが出来れば、なおよいと家具を製造販売して生計を立てている端くれとしては思います。そこで、今日は個人的な希望として旅館やホテルなどに置いてあるとテンションが上がりそうなメイドインジャパンの椅子を紹介します。その椅子がこちら。

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ISU-WORKSのMAYチェアです。読み方はメイチェアになります。椅子というよりは1人掛けのソファといったほうがしっくりとくるかも知れません。ダイニング用の椅子は座面高が400〜430mm程度に設定されていることが多いのですが、こちらは座面高が370mmとかなり低めになっています。もともとの想定がリラックスチェアなので、食事をするというよりは、座ってぼーっとしたり、本を読んだり、少し寝たりとやすらぐことに向いています。座面が広く、後ろに傾斜しているので体全体を椅子い預けるように座ることが出来ます。旅行先の旅館やホテルの一角にこんな椅子があれば、部屋にいる間はそこにずっと座ってたくなるでしょう。こちらのMAYチェアはソリウッドの吉祥寺ショップにも展示の品がありますが、閉店後に疲れたなぁと思い腰掛けることがしばしばあります。いつの間にかウトウトと寝てしまったことが何回かあります。それほど、リラックス出来る椅子なのです。幅も広いので体格の大きな外国人でもしっかりと座ることが出来るはずです。

座面と背はウレタンフォームが入ったクッション性の高いものになっています。座面は裏からビスで固定されていますが、背はクッションが置かれているだけなので、外して使用することも出来ます。背中のクッションを外すと木で出来たフレームが見えるわけですが、これもまたキレイです。

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背のクッションを外した状態が上の画像です。個人的はこちらのほうが見た目的には好きです。木のフレームが出ていても座り心地は悪くありませんが、やはり長時間座るとなると背にもクッションがあったほうが良いでしょう。

こちらのMAYチェアは北海道津別町にある山上木工さんが製作しています。山上木工は人口5000人に満たない小さな町にある木工所ですが、最新のNCルーターを保有し、圧倒的な機械加工力と熟練の職人による丁寧な組立て力を持ち合わせています。私も木工所を訪れたことがありますが、ソリウッドの工房の何倍もある広大なスペースにいくつもの大型機械がところ狭しと並んでおり、正直うらやましと思うほどでした。ISU-WORKSプロジェクトは山上木工さんと札幌に在住の木工家髙橋三太郎さんの協同プロジェクトで、椅子のデザインは髙橋三太郎さんが全て手がけています。MAYチェアのデザインでは後ろ脚のラインが印象的です。アームの前部分から後ろにスッーと伸びていてそのまま後ろ脚になっています。

畳の部屋には、iSU-WORKSのもう1つのリラックスチェアであるSWINGチェアもオススメです。

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こちらは、心地よく揺れるロッキングチェアになっています。ロッキングチェアというと大きな椅子を連想しますが、このSWINGチェアはW556×D675mmとロッキングチェアとしてはコンパクトなサイズになっています。先ほど紹介したMAYチェアよりもサイズは小さいです。コンパクトではありますが、座り心地は抜群でどんな方でもゆったりと座ることが出来ます。サイズ感も旅館の一室に置くにはピッタリだと思います。

賢木@吉祥寺

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