2017.11.24

2017年で注文件数の多かった椅子。【No.2112】

2017年も残すところわずかになってきました。毎年そうですが、ついこの前まで夏で暑いと思っていたのでもう寒い日が続いています。降雪地帯は普通に雪降っている時期ですもんね。という訳で一足先に今年を振り返ってみようかなと思います。今日は金曜日で椅子に関するブログを書くと決めている日なので、椅子に関して2017年を振り返ってみようと思います。

2017年に注文をよく頂いた椅子を見ていきましょう。ざっと手元にあるデータを見てまとめてみました。受注件数が多い順に紹介していきます。取ったデータは受注件数なので、実際の販売台数ではありません。一度に4脚の注文を頂いたケースでも1件と数えています。1脚のみの注文であっても1件と勘定しています。

第1位は、PePeチェア(宮崎椅子製作所)でした。ソリウッドで取り扱いが始まったのは2016年の10月末からでしたが、抜群の知名度を生かして初登場第1位です。PePeチェアは数多くある宮崎椅子製作所のラインナップの中でも一番売れている椅子です。全国の販売店で2万脚以上を販売しているロングセラーの椅子です。雑誌などでも取り上げられることが多い椅子ですので一度はどこかでお目にしたことがあるはずです。PePeチェアには肘掛けが地面と水面に近いPePeアームチェアと肘掛けが大胆に斜めになっているPePeサイドチェアという二つのモデルがあります。受注数が多いのはPePeアームチェアの方です。どちらも背が板のバージョンと布張り・革張りのバージョンが用意されています。

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こちらがPePeアームチェアの背が木のバージョンです。写真はナラ材にHOLLY 1 PLAIN-02という布生地が張られているものです。

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こちらがPePeサイドチェアです。肘掛けの角度が違うのが分かると思います。ソリウッドの吉祥寺ショップにはPePeアームチェアは展示していて試し座りをしてもらえます。しかし、PePeサイドチェアは見本品がありません。なので、残念ながら2台の座り比べをする事は出来ません。いずれPePeサイドチェアも見本品を吉祥寺ショップに置く時がくるかもしれません。その時はこのブログでお知らせして、座り比べインプレッションを書きたいと思います。

PePeチェアは比較的リーズナブルな価格帯で提供できる椅子です。樹種やファブリックで価格の差が結構ありますが、一番安い組み合わせで45,000円ほど。ウォールナット材に天然皮革という組み合わせだと約70,000円となります。布貼りなら1脚おおよそ50,000円ほどという価格設定になっています。

第2位はAwaza LDRチェア(いのうえアソシエーツ)でした。Awaza LDRチェアは木の椅子では珍しい回転機能を持っている椅子になります。Awazaチェアは日本人の体型にあった長時間座っても腰が痛くなりにくい椅子をデザインコンセプトにしています。開発者の井上昇さんは長年椅子メーカーに勤めていて数多くの椅子デザインをしています。独立してAwazaシリーズの開発をして、デザインから販売までをご自身でやられています。息子さんも一緒に椅子の開発に取り組んでいてAwaza MA01チェアは息子さんの井上正人さんがデザインした椅子です。

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座面と背が大きく、お尻と腰をしっかりと支えてくれます。長時間座っても腰が痛くなりにくいように座面はやや硬めです。クッション性の素材が入っているので硬めであってもお尻が痛いと感じることはなさそうです。背の位置も絶妙でしっかりと腰を支えてくれます。

回転機能は金属製の金具で担っています。座面と脚の間に金具が入っています。安定して回転させるために脚部ががっしりと組まれています。そのためどっしりとした重さがあります。頻繁に動かして使うというのには向いていないと思います。LDRチェアはリビングでもダイニングでも使用できるように設計されています。ダイニングテーブルと合わせて使って、食事が終わったらクルっと回転してリビングに置いてあるテレビを観るという活用方法がぴったりではないでしょうか?

樹種やファブリックで価格は異なりますが、おおよそ1脚10万円ほどです。価格が高いこともあり、手探りでの取り扱いとなりましたが、結果的には多くのお客様に選んで頂いています。使い勝手と座り心地の良さで納得されて購入して頂ける方が増えています。

というわけで2017年に受注件数が多かった2つの椅子を紹介しました。3位以下は混戦です。3位以下に関しては日を改めて書こうと思います。

瑞木@相模湖

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