2017.11.13

一般的にはぎ合わせ枚数が少ないとテーブル価格は高くなります。【No.2101】

今日は久しぶりの配達で埼玉県へ。圏央道が出来てから埼玉県方面にも行きやすくなりました。しかし、帰りは事故で10km以上の渋滞が発生していたので、途中から下道を使って渋滞を回避して再度高速に乗りました。行きは1時間半ぐらいでしたが、帰りは3時間くらい掛かってしまいました。結構疲れました。

ソリウッドでは無垢材を使用したテーブルや棚を中心に製作、販売をしています。テーブルはインテリアの中心になるアイテムですので皆さんそれなりにこだわりがあると思います。ソリウッドで製作しているテーブルは無垢材を使用しているので値段はそれなりにしてしまいます。使用する木の種類や大きさによって値段も変わります。同じ無垢材テーブルであっても10万円そこそこのものありますし、100万円を超えるものもあります。こうした価格差の元は使用している板の幅によることが多いです。

ダイニングテーブルの幅は800~900mmくらいです。ソリウッドでは850mmを標準に考えています。一番価格が高いのは1枚板テーブルです。ダイニングテーブルの幅を1枚の板でカバーするのには相当大きな板でないとダメですよね。1枚板テーブルの場合どんなに安くても30万円ほどはするのではないかと思います。おおよそ50万円くらいの予算がないとダメだと思います。ソリウッドでは昔は1枚板テーブルの製作、販売を行っていました。でも、最近は板の仕入れが難しくなったこととどうしても販売価格が高くなってしまうので1枚板テーブルの扱いはほとんどしていません。代わりに多く製作しているのが耳つき2枚はぎテーブルです。

2枚はぎテーブルは2枚の板をはぎ合わせて製作します。はぎ合わせというのは複数の板を接着剤を使用して幅を足す方法です。2枚はぎであれば1枚400~450mmの板を2枚はぎ合わせてテーブル天板にすることが出来ます。幅800mmを超える板を少ないですが、400~450mm程度の幅の板なら流通量も多めです。幅が狭くなることで仕入れ価格も安くなります。そのため耳つき2枚はぎテーブルなら20万円台から30万円台の価格帯で提供することが可能です。1枚板テーブルよりもグッとリーズナブルな価格ですね。

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ウォールナット材の耳つき2枚はぎテーブルです。真ん中付近につなぎ目が見えると思います。ここがはぎ合わせてある箇所です。2枚の板をはぎ合わせているのでつなぎ目は1箇所です。1枚板テーブルだとこのつなぎ目がありません。

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無垢材テーブルの場合使用する板の幅が狭くなると価格は安くなります。こちらウォールナット材の耳つき5枚はぎテーブルです。5枚の板をはぎ合わせているのでつなぎ目は4箇所あることになります。はぎ枚数が5~7枚くらいになると耳つきテーブルであっても10万円台から提供できる可能性も出てきます。

どうですかね?違いが分かりますかね?テーブルとしての機能ははぎ枚数による違いはありません。強度もはぎ枚数が多いから弱いということもないです。6~7枚はぎであってもテーブルとしての強度は十分にあります。接着剤が剥がれてしまうことを心配される方もいると思います。ソリウッドで使用している接着剤は高分子イソシアネート系と呼ばれる接着剤でとても強力なものです。接着不良がなければ接着面の強度が木材よりもあるという接着剤です。なので、接着剤が剥がれるというのは考えにくいトラブルです。(ゼロとは言えませんが…)

はぎ合わせの枚数は何枚にすることも可能ではあります。でもテーブル天板であまりにたくさんの板をはぎ合わせるのも見た目が美しくありません。ソリウッドでは850mmのテーブル天板なら8枚以上の板をはぎ合わせることはほとんどありません。ナラ材の柾目を使用した場合ははぎ枚数が8枚以上になる場合もあります。

瑞木@相模湖

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