2017.09.16

ウォールナット材のローテーブルを納品しました。【No.2043】

台風が接近していますね。被害が多くならないことを願っていますが…こちらは雨がそれなりに降っていますが、風がないので台風っぽくはないです。明日が大変そうです。

先日納品したウォールナット材のローテーブルを紹介します。最近は配達業者さんを使った納品が多くなり、直接お客様の所に伺う事が少なくなりました。ですが、先日はたまたま我々が納品することになり配達してきました。

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ウォールナット材のローテーブルです。W1525×D800×H355mmとなっています。長さが半端な数字ですが、オーダーで製作するのでこうした半端な長さにも対応が可能です。テーブルの場合はあんまり細かい数値にしてもあまり意味がありませんが、今回のように5ミリ単位で大きさを指定することは可能です。脚の位置もソリウッド標準よりは中に入っています。脚の位置もお客様のご要望に応えることができます。今回は脚が短いローテーブル仕様になっていますが、脚の長さもお客様のご希望サイズで製作できます。ソリウッドのテーブルは脚を金属プレートを使って天板に固定していますので、脚を取り替えることもできます。将来的に脚を付け替えてH700mmのダイニングテーブルにすることも可能です。

無垢材テーブルのメリットは色々とありますが、様々なサイズに対応できるのもメリットの一つです。無垢材はどこで切っても大丈夫なのでサイズ対応がしやすいんです。フラッシュ構造の場合は芯材の位置を変えたりしなければいけないので、かえってサイズ対応はしにくいです。フラッシュ構造の家具は同じサイズのものを大量に製作することを前提に考えられています。

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北米産のブラックウォールナット材はご覧の通りの色をしています。着色をしなくてもこの色です。クリアーのオイルを塗って仕上げるとこうした色になります。皆さんがイメージする木(板)の色はもう少し薄い茶色だと思います。しかし、このブラックウォールナット材は濃い茶色をしています。近年は多くの家具屋さんが扱う人気樹種になりました。他にこうした色をした木材はありませんからね。

北米産の木材ではありますが、日本にはたくさんの量が入ってきています。広葉樹材を扱っている材木屋さんでウォールナット材を扱っていない所はないのでは?と思うくらい、多くの材木屋さんで入手できるようになっています。その多くは現地で製材乾燥された木材です。アメリカは持続可能な林業が確立されていて長期に渡って安定的に木材が供給できるような仕組みになっています。製材所もオートメーション化が進んでかなり近代的な工場になっています。日本の製材所とは少しイメージが違うようです。人工乾燥もしっかりとされています。日本よりも空気が乾いているので乾燥度合いも進んでいます。材木屋さんから仕入れたウォールナット材に水分計を当てると大体8%くらいになっています。

ウォールナット材は硬さや重さは広葉樹材の中では平均的です。重くもなく軽くもなく、硬すぎず柔らかすぎず。ただ、粘り気はないです。粘りがない木は力を加えると剥離しやすいです。なので細かいものを作るのにはあまり向いていません。瞬間的に強い力が加わる物にも使用しない方が良い木材です。例えば野球のバットなど。野球のバットには粘り気のある木材が使われています。代表的なのはタモです。アオダモという木がバットの素材になるという話は聞いたことがあると思います。タモは粘り気がある木材なので折れにくい訳です。ウォールナット材のように粘り気が少ない木材でバットを作ると簡単に折れてしまうと思います。ですが、家具に使用する分には全く問題ない強度があります。

瑞木@相模湖

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