2017.08.27

無垢材テーブルの天板は厚ければいいってものでもない【No.2023】

◆臨時休業のお知らせ◆

吉祥寺ショップ「ソリウッド・クラフィス」は都合により8月27日(日)は臨時休業とさせて頂きます。

 ご迷惑をお掛けし申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い致します。

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無垢材テーブルというと、大きくて分厚い1枚板で存在感がものすごいあるテーブルというイメージがあるかと思います。確かに材木市場や銘木屋さんにいくと、そのような存在感がある大きな板もありますが、流通している木材の多くはそこまで太くない丸太であったり、分厚く製材してある板ではないんですよね。当然、太く長い丸太や幅があり分厚い板のほうが板としての価値はあるかもしれませんが、テーブルの天板になると機能的なメリットというのはそこまで高くないのが実情です。ましてや1枚板にしかない木のぬくもりといったものがあるわけではありません。ですので、木の魅力や木の持つ力を日々の暮らしに取り入れて頂くには何も1枚でテーブルになるような価値の高い板である必要はないと思っています。

テーブルの天板として大事な要素になるのが、強度です。強度がなくてはすぎにテーブルが歪んでしまったり、真ん中が垂れてきてしまったりして、日々の使用に不具合が出てしまいます。板の強度は厚みがあればあるほど強くなるということは言えますが、4人から6人掛けのテーブルに限定するのであれば、無垢材の厚みは25mmほどあれば十分です。ソリウッドの定番製品であるストレートカットテーブルのうち、ウォールナット材、メープル材、チェリー材の3つの樹種は厚みも2種類から選んで頂くことが出来ます。日頃の接客で厚みが選べるという話をさせて頂くと「どう違うのですか?」と尋ねられることがあります。その時には「見た目です。」と答えるようにしています。先ほども書きましたが、よほど大きなサイズのテーブルでなければ、薄いほうの30mmの厚さでもテーブルとして使うには十分な強度があります。選べるのは30mmか40mmです。わずか10mmの差ですが見た目の印象はだいぶ違います。ですので、どっしりとしたテーブルが好みであれば40mmを選択して頂ければと思います。また、スッキリと見せたいのであれば天板厚は30mmがオススメです。

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上の写真のテーブルが天板厚40mmのものになります。やはりどっしりと存在感のあるテーブルになります。一方、下の写真は天板厚が30mmのテーブルになります。こちらはスッキリとした印象のテーブルになります。天板の厚みについては好みによって選んで頂いてOKですが、ご注文の数的には30mmのほうが多いので30mmが基本で、厚みにこだわるのであれば40mmといったところでしょうか。

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ストレートカットテーブルの他に、木の樹皮の部分のカタチをそのまま残した耳つきテーブルというものもあります。こちらのほうが冒頭で書いた無垢材テーブルで想起されるイメージに近いかもしれません。耳つきテーブルは原木市などに出されている原木もしくは丸太を仕入れて製作するカタチになります。これらの板はストレートカットを製作するために仕入れる板より少し厚みがある板が多く、仕上がりの厚さが40〜45mmになるものがほとんどでした。ただ、これも耳つきテーブルだから厚みが必要というわけではなく、もう少し薄い板でも問題なくご使用頂けます。これまでは単純にそのような板を仕入れていなかったという程度です。ですが、今回そこまで厚みはないけれど耳つきテーブルが作れる板を手にすることが出来ました。

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これは国産クルミ材の耳つきテーブルです。天板厚は28mmとやや薄いですが強度などには影響がありません。厚さ40mm程度のものと比べてしまうと迫力にかける部分は否めませんが、耳つきはかっこいいけどあんまり主張のある天板は部屋に合わないといったことを考えている方にはピッタリかもしれません。

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