2017.07.30

フィンランドバーチの棚【No.1995】

以前こちらのブログでも紹介したことがありますが、ソリウッドの吉祥寺ショップには低めの棚のサンプルとして、全体の幅が2200mm、奥行きが250mm、高さが690mmの棚を展示しています。こちらは、フィンランドバーチ材という北欧フィンランドで伐採されたバーチ材で製作しています。バーチ材は日本語に訳すとカバ材になります。日本で採れるカバ材は中央部分の心材が少し赤味のある茶褐色をしていて、辺材は白いものが多く、その色味の差は明瞭になっています。また、辺材の幅も他の樹種と比べて、幅が広いので赤味のある茶褐色と白い部分が縞模様になるようなイメージです。ところが、フィンランドバーチは心材も白っぽい色味をしていて辺材との色味の違いはほとんどありません。そのため、画像のように全体的に白い印象になります。色のイメージ的にはメープル材に似ています。

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展示してある低めの棚はなじみの材木屋さんにこのフィンランドバーチを紹介され、少量を購入して製作してみたものでした。強度もありますし、価格的にはこれまで定番で扱ってきた樹種のものより安く製作が出来るので、ラインナップに加えたいと考えていましたが、材木屋さんに在庫がなく入荷を待っていた状態でした。このたび、そこまで量は多くないですが、フィンランドバーチ材を入手しましたので、ご要望があれば見積りをして、製作することが可能になりました。吉祥寺ショップに展示してあるW2200×D250×H690と同じもので、価格は¥154,440(税込み)となります。ウォールナット材の場合、同じもので¥191,160(税込み)、メープル材で¥172,800(税込み)という価格になりますので、価格的にはメリットがだいぶあります。

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丈夫な棚がここに欲しいけど、予算が・・・といった場合の強い味方になってくれる可能性があるのがフィンランドバーチ材です。もちろん、展示してあるサイズのものだけでなく、ご要望のサイズで棚をつくることが出来ます。色味が明るいので子ども部屋に置く棚もしくはお子様の絵本やおもちゃを収納する棚にも適していると考えています。

W1500×D250×H1142mmの本棚だと、¥131,760(税込み)となります。これまでの定番樹種だと15万円程度からといった価格感でしたので、お手頃感も出てきます。もちろん、材料の部分だけが安くなりますので、基本的な製作方法は一切変わりなく製作致します。

これまで価格的に抑えたいといった場合、タモ材で提案することが多かったのですが、ここ数年でタモ材の価格が高騰し、一番安いとはいえない価格にしかならなくなってしまいました。そこで、もう少しお手頃な価格でもしっかりとした品質の棚類が出来る材があればということで探っていたところ、出会ったのが今回のフィンランドバーチでした。板の幅は広くない材が多く、250mmの奥行きだと3枚はぎにはなると思いますが、色味の違いもあまりありませんので、見た目的には全く気にならないと思います。継続的に材が確保することが出来るかどうか不透明なところはありますが、今持っている在庫がなくなるまでは見積り、製作に対応出来ますので、ご希望の方は吉祥寺ショップにお問い合わせください。

まずはご希望のサイズ・仕様などをお聞かせください。見積りの依頼は吉祥寺ショップの店頭以外でも、メール・電話でも受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。ご希望の仕様における見積価格を算出して提案させて頂きます。価格感を見て頂き、先に進めるようでしたら図面を描いて詳細仕様をご相談させて頂きながら最終図面を描いていきます。

賢木@吉祥寺

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