2017.07.19

ウォールナット材の椅子【No.1984】

最近の人気樹種といえば、ウォールナット材の名前を挙げないわけにはいきません。ただ、個人的な印象だと2〜3年前に比べると、その人気ぶりも少し落ち着いてきている気はします。ウォールナット材の人気の秘訣はやはりその色味にあると考えます。ウォールナット材は濃い茶褐色をしていますが、これは着色をしたわけではなく元から濃い茶色をしています。製材して乾燥をさせたウォールナット材は濃い色味をしていますが、少しグレーがかっった感じの色味をしています。表面を磨き、着色成分の入っていない無色のオイルをぬると、色が濃く変わり、茶が目立つようになります。この濃い茶褐色はよくみると濃淡があり、着色では決してでない何ともいえない自然は色合いをしています。ウォールナット材は経年変化をする材としても、知られており人気の秘訣でもある濃い茶褐色は年月とともに少し赤茶っぽい感じが出てきます。簡単にいってしまうと少し色が抜けてくるような感じです。出来た当初のウォールナット材の家具は濃い茶褐色以外の言葉で表現すると、黒紫色のような妖艶な色ともいえます。それが段々と色が変わってきて、気づいたころには、当初よりはだいぶ赤味がでてきます。中には、はじめの黒紫色がキープできることを望んでいる方もいらしゃいますが、自然なものなので、ずっとキープされることはまずないと思って頂くのが良いと考えます。経年変化後の色味もなかなか渋くて、使っている感がぐんとでますし、落ち着いた色になって行きますので、周りの家具とも調和がとりやすくなります。私は経年変化後の色味のほうがどこか温かい印象もありますし、好みではあります。

今日はウォールナット材の椅子の話をしたいと思います。ソリウッドでは3つの椅子ブランドの椅子の取扱いをしておりますが、全ての椅子においてウォールナット材を選択することが可能です。最近ではメーカーを超えた組み合わせでご購入頂くことも多く、全ての椅子で樹種を統一できる数少ない樹種であります。

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こちらはいのうえアソシエーツのAWAZA LDR(回転椅子)です。無垢材を使った木の椅子では珍しい回転機構が備わった回転椅子です。回転出来ることが最大の特徴ではありますが、かけ心地においても妥協は一切なしの本格的なチェアです。価格は10万円前後と木の椅子の中でもやや高めの設定ではありますが、AWAZAシリーズでは人気ナンバー1の椅子です。ダイニングチェアとして使われる方が多いですが、書斎やリビングで仕事やちょっとしたPC作業をするといった方にも支持されている1代です。上の画像はウォールナット材にネイビーのファブリックを合わせたものになります。
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こちらは徳島県の椅子メーカーである宮崎椅子製作所さんのHakuチェアです。シンプルなフォルムで、飽きのこないデザインが特徴です。やや硬めの座面で見た目よりしっかりと腰かけることが出来る椅子になります。写真はウォールナット材にRIOと呼ばれる種類の革を張っているものです。ウォールナット材の濃い茶褐色と緑がよく合います。私もウォールナット材×緑色の布か革(レザー)は好みの組み合わせで、鉄板のものだと思います。もし、布。革選びに悩んでしまった場合は、この組み合わせがオススメです。

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最後に紹介するのは、ISU-WORKSのMAGチェアです。こちらは北海道津別町にある山上木工さんで製作されている椅子です。こちらの椅子は板座を選択することが可能です。板座は張り替えの心配がなく、長い間使って頂けるメリットがあります。肘掛け部分は少し短いハーフタイプのものが背で、出入りが楽です。板座は複数枚の板を少し間をあけて配置しています。すのこのような見た目になります。

今日紹介した椅子のデザインは吉祥寺ショールームで実際に座ってみることが可能です。ぜひ、沢山座って頂き、お気に入りの1脚を見つけて頂ければと思います。

賢木@吉祥寺

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