2017.06.29

分厚い天板の耳つきテーブル【No.1964】

今日は「天板が分厚くて存在感のある無垢材テーブルが欲しい」という方にうってつけのテーブルについてです。

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ドドン!こちらはソリウッドの吉祥寺ショップで展示販売しているトチ材の耳つきテーブルです。すでに2枚の板を接ぎ合わせ、表面を削りオイルを塗って仕上げてあります。この天板の特徴はなんといっても分厚い板厚です。現状で60mmあります。ここまで厚い天板は最近ではあまりお目にかかれません。テーブル天板の厚みはもともと原木を製材する厚みが影響します。ソリウッドで製作している耳つきテーブルの天板に使っている板は原木市場でセリによって仕入れたものが多いです。原木市場では、丸太そのままで購入することと市場に出品される前に製材をして板になった状態で並ぶものがあります。ソリウッドでは基本的に製材された商品の中から瑞木@相模湖が使用目的は価格等を鑑みてセリに参加しています。板になった状態で仕入れる場合は、丸太に比べると板の表面の状態が把握出来ます。1つのリスク回避になります。市場に出品されている板の多くは60mm程度のものが多いです。製材された状態ではまだ乾燥が終わっていないのでそれから乾燥させます。その後で板を削って平面を出していきます。その過程で10〜20mm程度削ることになるので完成した天板はおおよそ40mm程度になることが多いです。そのため、厚みのある天板を製作しようと思うと、少なくとも80mm程度の厚みで製材する必要があります。厚みがあると、乾燥がその分時間がかかる傾向にあります。製材された板はよく乾燥させる必要がありますが、木の表面から水分が抜けていくので、板の厚みが厚くなればそれだけ乾燥に時間がかかり、乾燥も難しくなります。また、市場で取引される板は1枚1枚に値段がつき取引されることが多いです。そのため、良い状態の板を出来るだけ多く製材するようになります。そのため、現状では60mm前後の板が多いと考えられます。

そういった意味でもこの分厚いトチの天板は価値があります。この天板と同じような60mm程度の耳つき天板が欲しいとの要望があっても現状ではなかなか見つけるのが難しく、ご要望に応じたものを提案することは出来ないと考えています。

トチ材は乾燥させるのがそこまで難しくありません。ですので、このくらい厚くてもしっかりと乾燥させることは出来ているのでご安心ください。

こちらの天板の特徴は厚みだけではありません。その木目も非常にキレイで、トチ材の特徴ともいえる板の中心部分が少し色が濃く、周りが白っぽい色味をしています。天板の表面はこんな感じになっています。

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個性的な木目が特徴的なトチ材ですが、こちらの板は比較的大人しめといえるでしょう。しかし、表面をよくみてみるとデジタル調の木目ともいえる細かい模様をみることができます。さらには縮み杢といわれるシワがよったような木目で部分的にキラキラと光っているようにも見えます。

現状では、天板の表面のみ仕上がった状態ですので、ご注文を受ける際には、お好きな脚をつけることが可能です。脚を取り付けるためのプレートの溝堀りもまだですので、4本脚だけでなく2本脚にも対応が可能です。2本脚の場合は現在提示されている価格にプラス25,000円で製作が可能です。

天板のサイズはW1650×D820〜900 天板厚は60mmとなります。テーブルの高さについてはご要望に応じて製作が可能です。椅子をあわせて使うダイニングテーブルはもちろん、座卓としてつかう高さの低いテーブルにすることも出来ます。価格は消費税8%込みで¥367,200-となります。他のテーブル同様、関東地方へのお届けは搬入・設置料も含め送料はサービス(無料)とさせて頂いております。その他の地域へも配送は可能です。地域によって別途送料を頂くカタチになりますが、例えば九州地方へお届けする場合は¥5,000+消費税となります。

分厚い天板が欲しいと考えている方はぜひ検討頂ければと思います。

賢木@吉祥寺

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