2017.06.04

これぞ木って感じのするクリ材耳つきテーブル【No.1939】

テーブルなどに使われている木といえば、どんな木が思い浮かぶでしょうか?普段の生活では自分が使っている家具にどんな木材もしくや素材が使われているかはあまり意識していないかもしれません。木といえば、スギやヒノキといった名前が挙がってくると思いますが、ダイニングテーブルに限ればあまり使われていないといえるでしょう。こだわりを持って、色々と調べた方であったら、ウォールナットやチェリー、メープル、タモ、ナラといったわりと定番の樹種の木もスラスラと言えるでしょう。今日ご紹介するのは、前述の質問をしてもなかなか返ってこないと思われる樹種のテーブルのお話になります。とはいっても聞けばほとんどの方が知っているであろう木です。

それは「クリ材」です。漢字で書くと「栗」です。日本人にはなじみのある木ですよね、そう秋になると焼いたり、炊き込みご飯などにして実を食べるあの栗です。食べものとしてのイメージが強いので、なかなか木材としての知名度は低いような木がしますが、昔から日本では建物の土台や家具に使われてきています。建物の土台として使われてきた理由としては、水に強い、耐久性があるといった特徴があるためです。まさに適材適所という使われ方です。最近では、木材自体の利用が減ったり、他の材に替わられたりでクリ材を使うことは少なくなったようです。もちろん、家具の素材としても使われています。クリ材はナチュラルな色味とわりとはっきりとした木目がでるので、これぞ木って感じがする板が多いです。ソリウッドでは定番の樹種としてストレートカットテーブルや棚類をつくることはしていませんが、材木市場で良い板が仕入れることができた場合は、耳つきの2枚はぎテーブルを製作することがあります。

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こちらは以前に製作して納品させて頂いたクリ材の耳つきテーブルです。こちらの板には無垢材特有の入り皮だったり、節などが一部入っており、よりナチュラルな感じがするテーブルになっています。クリ材は、重すぎず、軽すぎない、硬すぎず、柔らかすぎないといった感じの木なので製作する側としても使いやすい一面があります。これは製作する人に限らず、使う人にとっても有り難いことです。上の画像のテーブルは既に納品してしまっているものなので、これから購入頂くことは出来ませんが、クリ材で耳つきテーブルを製作出来る板が吉祥寺ショップにて2セット展示販売中です。いずれもW1500mmの4人掛けにはちょうどよい大きさのテーブルになります。

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こちらはD71テーブルになります。クリ材の特徴的な木目を存分に味わうことができる板になります。2枚の板は同じ丸太からとれた板で、左右対処に近い木目で天板を製作することが可能です。いずれの板にも中央部分に節がありますが、穴があいているところに関しては樹脂で埋めるので完成した天板は平滑にしあがります。こちらはソリウッド定番の4つのデザインの4本脚から1つをお選び頂いた場合、価格は4本脚込みで¥240,840-(消費税込み)となります。

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こちらはD33テーブルで同じく2枚はぎでD850mm程度の天板となります。こちらも同じ丸太から採れた2枚の板を使いますので、木目・色味ともに揃います。また、中央部分に山型の木目がでる板目が隣あっていて、両サイドにまっすぐな木目がでる柾目の部分がわりとあるので、2枚はぎですが木目の出方は1枚板に近いかたちになります。

いずれの板も吉祥寺ショップに木目がみえるまで削った状態で展示しています。ですが、製作工程の途中です。実際にオイルなどを塗って仕上げると現状より少し色が濃くなります。

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写真ではわかりにくいですが、D33テーブルの1枚の板の上部にやすりをかけ、オイルを塗って仕上がりに近い状態を再現しています。肌触りも紙やすりをかけているので、他の部分よりスベスベになっていますのでぜひ触った仕上がりに近い状態を体感してみてください。

賢木@吉祥寺

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