2017.04.12

コンパクトでも座り心地の良いPocketチェア【No.1886】

椅子のデザインは様々です。用途や好みによって選ぶのが良いと思っています。今日はコンパクトなサイズでありながら、座り心地は決してゆったりと座れるサイズにひけをとらず、座り心地も良い椅子を紹介したいと思います。

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こちらはPocketチェア(宮崎椅子製作所)です。こちらの椅子は村澤一晃さんがデザインして宮崎椅子製作所が製作している椅子です。宮崎椅子製作所は徳島県にある椅子メーカーです。古くから椅子の製作をメインに活動を続けている家具工房ですが、椅子のOEM製作などをしていた期間が長くその間に精度の高い機械加工と精工に組み立てる職人技を磨いてきた経緯があり、十数年前から外部のデザイナーさんとタッグを組んでオリジナルの椅子を製作しています。その取り組みが多くの方の支持をえて、私の知る限りでは木製の椅子を製作する家具工房としては、製作台数は日本でも有数の椅子メーカーだと思います。村澤さんは今日紹介するPocketチェアの他にも宮崎椅子製作所オリジナルの椅子のデザインを数多く手がけています。宮崎椅子の中でもヒット商品となっているpepeチェアも村澤さんのデザインです。ソリウッドで扱いのあるribチェアやlunaチェアも村澤さんデザインです。

Pocketチェアのデザインの特徴は、ズボンの後ろについているポケットのようなカタチの座面とやや大きめの背の部分だと考えます。

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椅子の名前の由来ともなっている座面のカタチは一見小さそうにみえるので心もとないところはございますが、座ってみると男性の方でもしっかりと座れます。お尻の部分は広い部分でしっかりと支えられますし、ふとももの裏側はやや細くなっている部分でほどよい感じで支えてくれます。座面のウレタンクッションの下全面に板が入っているので、は沈み込むような柔らかさはなく、程よい硬さを保っています。広めの背もたれが、この椅子の座り心地に大きく影響していると私は考えています。普段、自宅でPocketチェアに座って食事をしたり、このブログを書いたりとあらゆるシチュエーションで座っていますが、長く腰をかけていても背もたれがあたって痛いと感じたことはありません。背もたれが細いと当たっている部分に違和感を感じることがありますが、Pocketチェアではそういったことはありません。

Pocketチェアは、樹種とファブリックを選んで頂きオーダーにて製作を承っています。樹種やファブリックは宮崎椅子製作所のラインナップによることになりますが、宮崎椅子製作所は樹種、ファブリックともに豊富なラインナップになっているので、きっとお気に入りがみつかるかと思います。樹種はブナ、ホワイトアッシュ、メープル、レッドオーク、ケヤキ、チェリー、ナラ、ウォールナットからお選び頂きます。今日はこれまで納品させて頂いた中からいくつか組み合わせを紹介したいと思います。

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チェリー材に明るいグレーのファブリックの組み合わせです。チェリー材は次第に色が濃くなる変化がありますので、よりコントラストが強まりはっきりとした印象になるでしょう。

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同じくチェリー材に濃い色のファブリックを合わせた事例になります。先ほどのものよりはっきりとした印象になります。

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ブナ材にピンク色のファブリックを合わせています。可愛らしい雰囲気になります。

デフォルトの設計では座面高440mmと少し高めの設定になっています。身長によっては少し高く感じる方もいらっしゃると思います。また、合わせるダイニングテーブルによっても少し高く感じるかと思います。700mmのテーブルに合わせる場合は420mmぐらいに座面高がなるように椅子の脚をカットしても良いかとおもいます。実際に私も家で使っているPocketチェアはテーブル高700mmに合わせて脚を20mmカットして使っています。

賢木@吉祥寺

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