2017.03.23

耳つきテーブルが製作しやすい樹種【No.1866】

耳つきテーブル用の板に関するお問い合わせが相次いでいます。今すぐに提案できる板については、ソリウッドの耳つきテーブルのウェブページに掲載しています。

ソリウッドの耳つきテーブル

ストレートカットテーブルでも人気のウォールナット材については、新たな板が4セット加わりましたので、是非ご覧頂ければと思います。いずれも2枚の板を接ぎ合わせて奥行き800〜850mmがとれるものになります。長さもW1500サイズもありますし、横に三人掛けが出来るW1900サイズもあります。価格につきましては順次ウェブページにも掲載していく予定ですが、気に入った板があった場合はメールでお問い合わせ頂ければ見積額を返信させて頂きます。今回新規に掲載した板はテーブルにした価格で30万前後の価格帯になります。もちろん定番の4本脚込みの価格になります。定番の4本脚は4つのデザインからお選び頂けます。定番のデザイン以外にも対応することは可能なので、ご希望がございましたらお知らせ頂ければそれをふまえた見積り額を提示することが出来ます。

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掲載の写真は荒削りの状態で1枚1枚写真を撮り、それを2枚はぎにした場合の様子がわかるように合成した写真です。表面に裏と書いてありますが、これは板の表裏を書いただけで、実際にはこの裏と書かれている面が表になります。

耳つきテーブルについては、木目や表情はもちろん耳のカタチも唯一無二になります。そのため、基本的には実物もしくは写真で見て頂きご注文を受けるカタチになります。樹種については、その都度在庫している板が違いますので、なんとも言えない部分もありますが、流通量や価格帯などの条件があった樹種がいくつか存在します。今日は比較的製作することが多い、耳つきテーブルの樹種について書いていきます。

耳つきテーブルには木の樹皮の部分がそのまま残っている板を端に使う必要があります。木には樹皮があるので、理論上はほとんどの樹種で耳つきテーブルは製作できることになります。が、耳の部分がふけやすい樹種であったり、そもそも製材する時点で耳をカットして流通させている樹種などがあるため、現実的には耳つきテーブルを製作できる樹種はそれほど多くはありません。

ソリウッドで製作している耳つきテーブルの樹種で数多く製作しているのは、やはり人気のウォールナット材でしょう。ウォールナット材は北米で製作されている広葉樹で、深く味わい深い濃い茶褐色が特徴の材です。耳のないストレートカットテーブルの場合は何枚かの板を接ぎ合わせますが、全体的には濃い茶褐色の天板になります。ところが、本来ウォールナット材の樹皮に近い部分は白っぽい色味をしています。そのため、耳を残す耳つきテーブルの場合、両端数センチは濃い茶褐色ではなく白っぽくなります。ですので、ストレートカットテーブルとは一味違った仕上がりになります。ソリウッドでは、しばらく耳つきテーブルを製作出来る板の在庫がない状況が続いていましたが、従来とは違った仕入れ先ルートによって最初にあげた板を仕入れることができました。

続いてウォールナット材と同じ北米産のチェリー材も比較的在庫がある樹種です。チェリー材も端から数センチは他の部分より色味が白くなります。ウォールナットほどコントラストが少ないですが、色味の違いは出てきます。

ストレートカットテーブルでは定番のラインナップに入っていない樹種でも耳つきであれば製作することが出来る樹種もあります。その代表格はカバ材です。カバ材は硬く、木肌は緻密で均等です。硬い木ではありますが、加工性はよく、反り等の狂いも少ないとされています。中心部分はやや赤味のある淡い茶褐色で、外側は白っぽい色味をしています。

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この白っぽい色味の部分が他の樹種に比べると面積が多いのが特徴です。明るめの色味で耳つきテーブルを探している方にはオススメの材です。この他に、トチ材、クリ材などが時折材木市場で耳つき板を仕入れています。

賢木@吉祥寺

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