2017.02.01

ダイニングテーブルの選び方1【No.1816】

ソリウッドでは無垢材と呼ばれる木そのものを素材として使う家具を専門に製作している家具工房です。その中でもダイニングテーブルを中心としたテーブルを多く製作しています。東京・吉祥寺にある吉祥寺ショールームでもオーダーの見本となるダイニングテーブルやこれからテーブルを製作する板を数多く展示しています。ですので、来店頂く方もダイニングテーブルやダイニングチェアをお探しの方が多い印象があります。今日はダイニングテーブルの選び方について書いてみようと思います。

無垢材のダイニングテーブルを選ぶ際にポイントなるのは、「樹種」「サイズ」「仕上げ」の3つです。

樹種を決めるポイント

まずは「樹種」をみていきます。樹種を選ぶ際は、ある程度の硬さがあること、色味や木目といった見た目の雰囲気がポイントになります。木材は、様々な種類が存在していてその特徴も様々です。大きくは2つに分類されます。みなさん、聞いたことがあるのではないかと思いますが「針葉樹」と「広葉樹」の2種類があります。製材された針葉樹の木は触ってみると柔らかく軽いのがわかります。爪を立てて少し力をいれると簡単に跡が出来てしまいます。一方、広葉樹は一般的に針葉樹に比べて組織構造が複雑で、導管と呼ばれる管が独立して存在しています。組織が複雑な分、針葉樹に比べて重くて硬いのが特徴です。広葉樹の場合は、爪をたてても信針葉樹のように簡単には凹むようなことはありません。ただ、広葉樹にも例外はあります。よく知られているのは、桐材です。桐は、針葉樹のように押すと簡単に凹んでしまいます。ダイニングテーブルは、頻繁にモノを置いたり、移動させたりする家具については、比較的硬い広葉樹をオススメします。広葉樹の中でも、硬さに多少の違いはありませんが、実査に家具を使用する上では大きな差ではありません。ですので比較的硬い広葉樹であれば、あとは色味や木目などが壁や床、その他家具と合うか、それらの見た目が好みであるかといった点が重要になります。

家具で比較的よく使われる広葉樹は、タモ材、ナラ材、メープル材、ウォールナット材、チェリー材といったものです。タモ材、ナラ材、メープル材は比較的明るい色味の材です。一方、ウォールナット材とチェリー材はそれぞれ濃い茶褐色、オレンジがかった茶褐色と色が濃いめなのが特徴の材です。

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先ほども述べましたが、最終的には色味や木目の好みで選んで頂くとよいと思います。

サイズを決めるポイント

しっかりとした無垢材テーブルでもサイズを間違えると使い勝手が悪くなり、快適に過ごすことが出来ません。食事をする際に必要なテーブルの広さは1人60cm×40cmの指標を目安にします。これを目安に座る人数を考えて計算すると、必要な天板のサイズがわかります。奥行きに関しては、正面に座る人との距離が近づきしぎず、遠すぎずのほどよい距離が85cmから90cmです。このサイズがあれば大きめのお皿や鍋などを置いても窮屈に感じることはないでしょう。実際にサイズを考える際は、椅子をしまう必要があるので脚と脚の距離も考慮する必要があります。椅子を動かすには少なくとも左右5cmほど余裕をみるといいでしょう。

また、椅子を動かす周囲のスペースを考慮する必要もあります。ここでも2つの数値を頭に入れておくと良いです。椅子を引いて腰かけるにはテーブルの端から壁との距離が60cmが必要になります。さらに椅子に座っている人の後ろを配膳などで通る場合には、天板の端から1mもしくは1m10cmあると良いです。

続く

賢木@吉祥寺

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