2016.12.18

オイル仕上げのテーブルのメンテナンスについての質問とその答え【No.1771】

先日は12月にはいったこともあり、大掃除のついでにオイル仕上げのダイニングテーブルのメンテナンスもしてみてはいかがでしょうということでこちらのブログエントリーを書きました。

年末の大掃除のついでにオイル仕上げのテーブルメンテナンスガイド

今日はその補足ということで、オイル仕上げのメンテナンスに関するQ&Aをお送りします。

オイルを塗るのはどれくらいの頻度でするのが良いのですか?

 →これは普段テーブルをどの程度水拭きをしているかや使い方によってタイミングは違ってきます。目安としては、1年〜2年に一回くらいはオイルを塗ってあげるとテーブルの表面は保護されていると考えられます。オイル仕上げのテーブルは水には強くなく、水をこぼしたり、水拭きを頻繁にしているとオイルが抜けてきて、ツルツルだった肌触りが少しカサカサやガサガサしてきます。こうなると、オイルが抜けてきた証拠にもなりますので、全体的に肌触りが変わってきたら、オイルの塗り時と思って頂ければと思います。

少し注意して頂きたいのが、オイルを頻繁に塗り過ぎることです。ある程度オイルで保護されている状態でオイルを塗ってもさほど意味をなさない場合がありますし、オイルの乾きが悪くなったりすることもあります。

輪染みが出来てしまったら、紙ヤスリでやすらないとダメですか?

 →水に濡れたコップなどをしばらく置いて出来てしまったような輪染みを完全にキレイにしようと思ったら、やはり#320の紙ヤスリで輪染みを落としてからオイルを塗る方法がベストです。輪染みが出来ているところは肌触りも悪くなっている場合がありますので、オイルを塗ってあげると多少肌触りは和らぎますし、輪染みを薄くなったりもします。が、上からオイルを塗っただけでは完全に消すことまでは出来ないとお考えください。

テーブルをメンテナンスするときは、天板の裏や横、脚なども同様に紙ヤスリをかける必要がありますか?

 →天板の表面以外は、紙ヤスリをかけたりオイルを塗ったりする必要はありません。基本的には表面だけしていただければ十分です。テーブルの脚などに汚れがあって、固く絞ったふきんで拭いてもとれない場合は、少し濡れたふきんに台所用の中性洗剤をちょっと垂らし、汚れた部分を拭いてください。それである程度は落ちると思います。それでも落ちない場合は紙ヤスリでやすってオイルを塗るのが有効的です。

また、椅子についてもよく質問を受けます。椅子についても通常はオイルを塗って頂くメンテナンスをしなくても大丈夫です。テーブル同様、乾いた布で表面の埃をとってあげるだけで十分です。ですが、肘掛けの部分が段々肌触りが悪くなってきたと感じる場合はサッと紙ヤスリをかけオイルを塗るだけで、肌触りが断然変わります。このときも紙ヤスリは#320で大丈夫です。

椅子の場合、濡れたタオルなどを少し乾かそうと思って背もたれにかけたりすることがあると思います。濡れた状態で木部に触れているとその部分がガサガサになってしまうことがあるので、ご注意ください。もし、ガサガサになってしまった場合、テーブルと同様のメンテナンスをしてあげれば肌触りは戻ります。

テーブルに紙ヤスリをかけるのは不安です。初めてやる場合も大丈夫ですか?

 →オイル仕上げのテーブルに紙ヤスリをかけると、その部分の色味が薄くなります。ですが、これはオイルを塗ってしまえば元に戻るので、その辺は気にせず思いきってチャレンジしてみてください。#320番の紙ヤスリを木の木目に沿ってかけてがれば、目立つ傷がつくようなこともないと思います。一度、やってしまえばコツもつかめると思います。不安な場合は、テーブルの裏や脚などの目立たない部分で少し試してから、テーブルの表面をやってみることをオススメします。また、ソリウッドの吉祥寺ショールームでは原則2ヶ月に1回、オイル仕上げのテーブルメンテナンス講座というものを行っています。

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ここでは、実際にオイル仕上げのテーブルや木片を使ったメンテナンスの実践を見て頂くことが出来ます。やり方やこんな感じでいいんだということが把握頂けると思いますので、一度足を運んでみてください。

賢木@吉祥寺

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