2016.12.01

続・椅子に関する質問に答えます【No.1754】

昨日のブログでは椅子に関する質問に答えますということで、以下3つの質問の回答をブログエントリーにしました。

Q. 椅子も無垢材が使われているのですか?

Q. カタログに表記している以外の寸法で製作してもらうことは出来ますか?

Q. 人気のある椅子はどれですか?

椅子の購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

椅子に関する質問に答えます【No.1753】

今日は昨日のエントリーでは書ききれなかった質問とその回答を書いていきます。

Q. 木の種類は選ぶことができますか?

 →木の種類は椅子の種類によって異なります。ソリウッドで扱っている椅子は全て2種類以上の樹種から選ぶことが出来ます。その2種類の樹種はナラ材とウォールナット材です。無垢材の家具ではポピュラーな樹種となります。色も明るいナラと濃い色味のウォールナットというふうに分かれているので、選びやすいと思います。それ以外にもチェリー材やメープル材といった樹種も選べるものがあります。

最も多くの樹種が選べるのは、宮崎椅子製作所の椅子です。先ほど挙げたナラ・ウォールナット・チェリー・メープルの他にホワイトアッシュ(タモ系)・ブナ・ケヤキ・レッドオークといった樹種が選べます。中でもケヤキは他のメーカーの椅子ではなかなかお目にかかれないものです。ソリウッドの吉祥寺ショールームにはケヤキ材のPepeチェアが展示されています。

20161201 1

ケヤキは日本が原産の樹種で、その昔は広葉樹の王様といった呼び名もあり一枚板のテーブルなどを中心によく使われてきました。比較的幅の広い板がとれることと、板によって木目の出方や色味に個体差が激しいこともあり、椅子に使われることはあまりなかったと思います。そのあたりは宮崎椅子製作所さんのチャレンジだと思います。ショールームに展示しているPepeチェアも部材によって色味に違いがありますが、それが椅子のチャームポイントになっていると思います。ケヤキのテーブルだけでなく、同じような色味のチェリー材のテーブルややや薄めのナラ(オーク)材などと合わせても面白いと思います。

Q. トチ材(またはカバ材)の椅子はありますか?

 →ソリウッドでは、木の樹皮の部分のカタチを残した耳つきテーブルも主力商品のひとつです。耳つきテーブルの場合はとくに樹種が決まっているわけでなく、あまり流通量がないものでも市場によい板があれば仕入れ、テーブルを作るようにしています。その中に、トチ材やカバ材があります。そういった樹種のテーブルをご検討中の方から頂く質問が上記のものです。

答えとしては、今のところトチ材やカバ材で製作出来る椅子の扱いはありません。トチ材もケヤキ同様、幅の広い板が多いのでそのままテーブル天板として使うことが多い樹種です。ですので、椅子のように細かく製材して使うということにはあまり適していません。トチ材のテーブルをご購入された方は、トチ材の色味に合うようにメープル材やナラ材といった比較的明るい色味の樹種で椅子を注文していることが多いです。

20161201 2

こちらはトチ材の天板のテーブルにブナ材のUUチェアを合わせた事例になります。写真でも違和感ないことがわかって頂けると思います。

カバ材も同様、椅子をつくるタイプの樹種ではありません。カバ材は重いということもあり、比較的軽いものが好まれる椅子には向いていない面もあります。カバ材も個体差がある樹種でとくに色味については、茶褐色の中心部分に、外側が白くなっているものやチェリー材のように赤身が濃いものをあります。それぞれの天板の色味に合わせて、椅子の樹種を選ぶのがいいでしょう。白い部分が多いものや茶褐色が薄めの場合はメープル材やナラ材、宮崎椅子製作所であればブナ材も選択肢に入れて問題ないでしょう。赤身が強いカバ材の場合は、同じ色味のチェリー材が似合うと思います。

賢木@吉祥寺

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest