2016.11.06

木工教室新規クラスの募集が始まっています【No.1729】

2017年4月からのソリウッド木工教室基礎1年コースの募集をしております。すでに資料請求や申込を頂いておりますが、今日は再度教室の概要とお申し込み方法をお知らせしたいと思います。ソリウッド木工教室は35年以上の歴史がある本格的な木工教室です。まだ、工房が東京・吉祥寺にあった頃から開講しており、家具製作と並ぶソリウッドの2大事業の1つとして続いています。実は教室が始まった頃からずっと通われている生徒さんもいらっしゃいます。今となっては、工房も相模湖に移り、講師も途中から入社したスタッフも加わり、変わっている部分も沢山ありますが、開講当初から変わらないのは「趣味としての木工を楽しむ」「手道具を使って家具を製作する」というコンセプトです。

本格的な家具作りと聞くと、職業訓練の場を想定されるかもしれませんが、ソリウッド木工教室ではそれを目指してはいません。中には、木工教室を卒業された後、木工の世界で仕事をされている方もいらっしゃいますが、ほとんどの方が趣味として教室に通われています。もちろん、道具を触ったことがない初心者の方でも安心して通って頂けるようカリキュラムを組んでいます。

基礎1年コースでは共通の課題を通して家具作りの基本を学んでいく場になります。現在はタモ材を使った花台が共通課題になります。

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タモ材は無垢材家具の中でもよく使われるメジャーな木で、堅く強度もありながら作業する上でのクセがあまりないので加工はしやすい材です。そういった意味でもはじめに作る家具には適している材といえるでしょう。基礎クラスではこのタモ材を使いますが、自由製作が基本となる応用クラスでは樹種の幅も少し広がります。基本的にはソリウッドが注文家具作りで使用している定番の樹種から選んで頂くことが出来ます。材によっても加工のしやすさなど違いも少し出てきます。応用クラスではそういったことも体験しながら、木材への理解も深まると思います。

さて、基礎クラスの課題に話を戻します。この花台(電話台としても使用可能)の構造はとってもシンプルで4本の脚を組み、その上に天板をのせている構造になります。脚と脚を組むにはホゾ組みを採用しています。ホゾ組みとは組み合わせる部材の1つに出っ張りをつくり、もう片方にはそれを受ける穴をあけ、その穴に出っ張りを差し込むカタチで組んでいる木工の基本的な接合方法です。また、天板をのせるために上部には同じくホゾ組みで幕板を組んでいます。この幕板に4つの角を鋸でカットした天板をのせます。脚の部分と天板の接合には木ネジを使用します。

基礎1年コースのカリキュラムは、脚のほぞ加工、天板の接ぎと加工の順で進み、組立てをします。組立てが終わると最後に残るのが塗装です。塗装にはオイルを使います。無垢材家具の代表的な仕上げ方法で、木の本来の質感を活かした塗装方法になります。ソリウッドの家具作りではドイツのリボス社のオイルを使っていますが、教室でもこのリボスオイルを仕上げに使います。オイルを塗る作業はさほど難しくない作業ですが、まんべんなくオイルを浸透させたあと、しっかりと余分なオイルを拭き取るのがキレイに仕上げるコツです。

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4月スタートの基礎1年コースの定員は10名となります。先着順となりますので、定員に達した時点で応募は締切らせて頂きます。例年、11月12月頃から申込があり、3月頃になると定員に達することもありますので、入会ご希望の方は早めに申し込み頂くことをオススメしています。申込に際しては、まず募集要項や申込用紙一式がはいった資料をお取り寄せください。資料請求はinfo@soliwood-crafis.com宛にメールでご連絡ください。お名前・ご住所・電話番号を明記の上、メール頂ければ資料の一式を郵送致します。もちろん、吉祥寺ショールームで配布もしていますので、近くまで寄った際にはお立ち寄り頂ければお渡し致します。

賢木@吉祥寺

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