2016.10.30

ウォールナットの家具【No.1722】

お客様から人気のある材は?と聞かれることがあります。最近では「色がわりとついているウォールナットとチェリー材が人気あります」と答えています。ご注文頂く家具のうち、30%程度がウォールナット材という、状態が長く続きました。最近に限っては、単発的にチェリー材のほうが割合が多い場合もありますが、引き合いを含めるとやはり数は多い状況です。ソリウッドのウェブサイトを閲覧している方でも、「ウォールナット」「ウォールナットとは」といったキーワードで来訪されている方が多いです。

本日のブログでは、依然として高い人気状態をキープしているウォールナット材の家具について書いていきます。

ウォールナット材は人気もさることながら、家具を製作するには十分な硬さあり製作する側にとっても比較的扱いやすい材でもあります。そのため、小さな雑貨類から大きなテーブル、棚や収納など幅広いものが製作されます。ソリウッドでも定番となるストレートカットテーブルや耳つきテーブル、本棚やリビングラック、扉や引出しがついた収納までウォールナットでの製作事例があります。

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こちらはウォールナット材の耳つきテーブルです。ウォールナット材といえば濃い茶褐色の色味が特徴です。ですが、製材された1枚の板のうち、全てがこの濃い茶褐色をしているわけではありません。樹皮に近い外側の部分は白に近い淡い褐色をしています。上の耳つきテーブルでも端の色味が薄いことがわかると思います。これは木材業界では白太といっている部分です。白太は樹皮に近い外側の部分を指し、ウォールナット材以外でも中心部分より色が薄い樹種が多々あります。耳つきテーブルの場合は濃い部分だけでないので、暗くなり過ぎるのはちょっと嫌だという方には耳があるテーブルがオススメです。

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こちらはソリウッドの定番ストレートカットテーブルです。ストレートカットテーブルは幅が12〜22cm程度の板を複数枚接ぎあわせて、お客様のご希望の寸法に仕上げます。写真をみて頂くとわかると思いますが、ストレートカットテーブルには色が薄い白太の部分がありません。これはなるべく色味が揃うように白太の部分を切り落とすか裏に回して表には現れないようにしているためです。

日本ではこのように耳つきテーブル以外では白い部分を外して使うのが一般的になっています。ですが、ウォールナット材の産地であるアメリカでは、白い部分も混ぜて使用するのが一般的だそうです。日本では色の濃い部分だけを使うある意味贅沢な使い方をしてきました。ですが、ここ最近は幅広い良質なウォールナット材の入手が難しくなっています。ストレートカットテーブルを製作する際に使用する板は、すでに耳の部分をカットしてある長方形の板をバンドルといわれる単位ごとに仕入れているものです。最近ではその板でも白太が混じっている率が非常に高く、これまで水準を保つのに苦労しているというのが実状です。このような状態が続くようではストレートカットテーブルの表面にも白太を入れないと製作できない事態になる可能性も高いです。

ウォールナット材はテーブルの材としてだけでなく、棚類でも人気があります。しっかりと強度があるので、棚類に使っても全く問題がありません。ウォールナット材の場合は色が濃いので、家具全てをウォールナット材で揃えるようなコーディネートにすると、シックで落ち着いた空間になります。

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こちらはウォールナット材で製作したラックです。大きめの書物でもしっかり納まるように通常の本棚より奥行きが大きくなっています。棚類はお客さまのご要望に応じて製作します。サイズ全体のイメージをご連絡頂ければ、見積りをします。見積り金額を提示して、先に進めるようでしたらたたき台となる図面を描いて、詳細仕様を相談させて頂きます。吉祥寺ショールームには参考になるリビング収納や本棚、テレビボードの一例が展示してあります。

賢木@吉祥寺

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