2016.10.05

9月の不思議現象・・・ベンチが・・【No.1697】

商売をしていて不思議だなと思うことがいくつかあります。そのうちのひとつが、前の月ではあまり注文がなかったものがある月ではポンポンと注文が入ることがあります。そういった場合、前年のデータを調べてみて季節要因などがあるかをチェックしますが、大抵あまり顕著な傾向が出てきません。その次ぎには、テレビや雑誌などのメディアに取りあげられたりしたのかといったことを考えますが、無垢材家具自体がマスメディアに取りあげられること自体が少ないので、そういったことも少ないかなと思っています。

このような不思議な現象はよく起きるのですが、先月はベンチの注文がここ数ヶ月と比べて多く入りました。おそらく、ソリウッドでおこるこういった現象のほとんどと同じようにマスメディアによる影響ではないと思っています。まあ、どんな理由にせよ注文数が多くなることは良いことですし、ご注文に応えてしっかりと製作してお届けすることが重要だと思っています。さて、ソリウッドの無垢材ベンチですが、今は1種類の定番のデザインを採用しています。このデザインは、私がデザインしたものなので個人的には非常に思い入れがあります。デザインした当初は、ベンチのリクエストがあるけど、ベンチならこれってお客様に提案できるものがなかったので、とりあえず1つ作ってみようという気持ちでした。デザインにあたっては、座り心地とソリウッドらしさがでれば良いなと思っていました。座り心地に関しては、3枚の板を接ぎ合わせる際に両端の2枚は角度をつけて太腿の裏をしっかりサポートさせることを意識しました。それともう1つ、ソリウッドらしさを出すために、ベンチの座面に工夫を施しました。ソリウッドではカウンタートップなどで採用していた天板にあえて傷をつけて、平滑に仕上げたときとは違った肌触りを表現したテクスチャー仕上げという仕上げ方法も用いていました。それをベンチの座面にも施して、テーブルとは違う触り心地を実現させるとともに、座った際の滑り止めになる機能面のプラスも狙っています。

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これがソリウッド定番デザインの無垢材ベンチです。上の画像はナラ材のベンチですが、その他に、ウォールナット材、チェリー材、メープル材、タモ材がラインナップされています。この他にも材木屋に板の在庫があれば、カバ材やクルミ材で製作することも可能です。カバ材のベンチはカバ材やトチ材の耳つきテーブルをご注文される方が、色味を合わせるために製作することが多いです。サイズは吉祥寺ショールームにW1050mmとW1200mmのものが展示されています。ベンチの長さについては1cm単位でオーダーが可能ですが、W1500を超えるとベンチ自体がかなり重くなってくるので、出入りの際に動かしたりするのが億劫になるといったことがあります。また、脚と脚の間に収納できるサイズにしておいたほうが利便性は高いと思います。ソリウッドのダイニングテーブルと合わせる際は、テーブル天板の長さから30mm短い長さにしておくと脚と脚の間には納まります。例えばダイニングテーブルがW1500であれば、ベンチはW1200mmといった具合です。この長さについてはあくまでもソリウッドの定番デザインの4本脚の場合ですので、他社のダイニングテーブルや2本脚などではしっかりと脚と脚の間の長さを確認してください。

座面の仕上げについては先ほど触れたテクスチャー仕上げとテーブルと同じように平滑に仕上げるフラット仕上げがあります。どちらも価格は変わりません。これは見た目は触り心地の好みだと思います。直感的に好きなほうを選んで頂ければと思います。ご注文の割合的には6:4ぐらいでテクスチャー仕上げがやや多いといった感じだと思います。

無垢材テーブルにベンチを合わせたいとお考えの方にはぜひ一度、触って座ってみて頂きたいオススメのベンチです。9月だけでなく、どの月も沢山のご注文があることを祈っています。

賢木@吉祥寺

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