2016.09.30

新作耳つきテーブル用板、吉祥寺ショールームに展示中です。【No.1692】

昨日、新作の耳つきテーブル用の板を吉祥寺ショールームへ運びました。なるべく毎月の月末に新作の板を展示するようにしています。8月は夏休みなどもあって新作を展示することはできませんでしたが、9月は予定通り新作板を展示することができました。新作は5点ありますが、そのうち1点はお客様と商談中ですので現在注文頂けるのは4点になります。4点とも4人掛けに最適なサイズの耳つきテーブルが製作できます。ウォールナット材、チェリー材、カバ材が2点の計4点になります。どれもソリウッドで人気のある樹種です。

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こちらがW75テーブルです。先日のブログでも紹介しました。ウォールナット材は濃い茶色をした材種です。着色をしてないのにこうした濃い茶色をした木材は他にあまりありません。ウォールナット材はブラックウォールナット材と言われていてアメリカやカナダといった北米に生えている木です。アメリカ産の広葉樹は持続可能な森林が確率されており、長い間安定した供給を続いています。ウォールナットは太く成長する樹種で1枚板でテーブルになるサイズの木があります。ウォールナット材の1枚板テーブルはとても高価です。板の価格は幅で決まることが多いので、当然1枚板テーブルの価格は高くなります。1枚板ではテーブルにならないサイズの板ははぎ合わせる事でテーブルになります。2枚はぎテーブルは1枚テーブルよりは価格は安くなります。

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こちらはチェリー材の耳つき3枚はぎテーブルです。こちらもW1500mm程度の4人掛けに最適なテーブルサイズになります。チェリー材はウォールナット材と同様に北米産の木材です。写真は粗削りした状態で撮影しています。まだ削り残している部分があります。残っている部分の色が違って見えますが、完成したときに色が均一になりますので心配は入りません。チェリー材は完成時は少しピンクがかったオレンジ色をしています。しかし、時が経つにつれて段々と色が濃くなっていきます。最終的には艶のある濃い茶色になります。濃い茶色ではありますが、ウォールナット材よりは明るい茶色です。

こちらのチェリー材は同じ丸太から製材された板を使用しています。同じ丸太から製材された板を使うことを”共木”と言います。共木で製作すると色や木目が揃いやすくなります。3枚の板をはぎ合わせますが、共木であるため統一感のある天板になります。ストレートカットテーブルは木目や色が異なる板をはぎ合わせるので、少し表情が異なります。よりスッキリとして均一的な天板を求めるなら共木で製作できる耳つきテーブルをオススメします。

耳つきテーブルは無垢材ならではの形状をしています。化粧合板で製作した耳つきテーブルというものは存在しません。どうしても耳の部分を合板で製作することはできませんからね。耳がついていることでパッと見ただけで無垢材ということが分かります。こういった点も耳つきテーブルの良さかもしれません。また、耳つきテーブルはカタチも同じものが存在しません。耳つきテーブルのエッジは自然が作り出したラインですので、同じものがふたつ存在しませんからね。唯一無二のテーブルが欲しい方は耳つきテーブルで探されるとよいと思います。

耳の部分は樹皮がついていた部分です。樹皮はいずれ剥がれてしまうので、テーブル作成時に綺麗にします。ゴツゴツした樹皮の内側に薄い皮が何層にも重なっていますが、それらの薄い皮も磨いて剥がすようにしています。耳の部分をツルツルにしてしまうと雰囲気が出ないので、自然感を残すためにワイヤーブラシで磨いてます。紙ヤスリで磨いてしまうと妙にツルツルしてしまいます。少し粗めに磨くためにはワイヤーブラシが最適です。薄皮がポロポロと剥がれることがない程度までに磨きあげます。展示板の耳はまだ磨く前の状態です。少し樹皮が残っている部分もあります。でも仕上がり時には綺麗にしますので心配入りません。なので、耳の部分は写真や実物よりかはスッキリとした印象になると思います。

吉祥寺ショールームに展示中の板情報はWebページにもアップします。興味のある方はそちらもご覧下さい。

瑞木@相模湖

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