2016.09.20

チェリー材は時間が経つにつれて、艶のあるシブい茶色に変化していきます。【No.1682】

3連休はソリウッドのWebサイトに多くの方が訪れて頂きました。恐らく過去最高の訪問人数を記録しました。ソリウッドの吉祥寺ショールームにご来店頂いたお客様の多くは事前にソリウッドのWebサイトをご覧になっています。最近ではネットでソリウッドの存在を知って頂くことがほとんどだと思います。ソリウッドでは雑誌やネット上に広告を打つことをしていません。ビジネス上広告を打つことはとても重要なことだと思っていますが、コストがかなり掛かるため他のやり方が無いだろうかといろいろと試行錯誤しています。ブログを毎日一定数以上の文字数で書いているのもそうした試行錯誤の一環です。おかげさまでこのブログも1600エントリーを超えています。1600個もブログエントリーがあるので、無垢材家具やテーブル、椅子に興味をもってネット検索される方の目に留まる回数も増えてきているのではないかと考えています。ブログを書き続けてきたことで得たものは大きいので、これからも書き続けていきたいです。

この連休に立て続けにチェリー材のテーブルの受注を頂きました。チェリー材、好調です。巷ではウォールナット材の人気が以前として高い傾向にあります。が、ソリウッドではウォールナット材よりもチェリー材での注文が多い状況が続いています。ウォールナット材よりも一般的な知名度は低いチェリー材ですが、家具用木材として昔から人気がありました。一昔前はチェリー材の方が価格が高いこともありましたが、今現在はウォールナット材の方が市場価格が高くなっています。ウォールナット材は数年前に価格が高騰しましたので、今もその影響で高止まりしています。

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こちらがチェリー材のダイニングテーブルや椅子です。テーブルは耳つき2枚はぎテーブル、椅子はISU-WORKSブランドのMEGチェア、ベンチはソリウッドのオリジナルベンチです。チェリー材は北米産の木材です。ウォールナット材ほどではありませんが、日本にもたくさん輸入されています。輸入されるのは現地で製材・乾燥された板が多いですが、丸太のままで日本に入ってくるのもあります。丸太で日本に入ってきたチェリーは日本の製材所で製材されます。大きめの丸太が中心なので耳つきのまま製材することが多いようです。耳つきのチェリー材はそうした日本で製材された板を仕入れています。

ソリウッドで取り扱っている椅子3メーカーさんもチェリー材を扱っているので、テーブル、椅子、ベンチとダイニングに必要なものをチェリー材で揃えることができます。

チェリー材人気の理由のひとつはその色です。製作したばかりの時は上の写真のように少しピンクがかったオレンジ色をしています。でも、時間が経つにつれて段々と色が濃くなっていきます。最終的には艶のある焦げ茶色になります。時間の経過とともに色が深みのあるものに変わっていく過程を楽しめるのがチェリー材なのです。どんな樹種の木材も時間の経過で色は変化します。しかし、チェリーほどダイナミックにそして味のある変化をする樹種は他にありません。

お客様の所に納品したチェリー材のテーブルが今現在どんな色に変化したかを皆さんにお伝えすることが出来ないのがもどかしいのですが、とにかく良い色に変化していきます。私が使用しているチェリー材のMAYチェアの肘掛け部分の写真を撮ってみたので掲載しますね。

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こんな感じになっています。適度な艶があって良い感じではないですか?使用して1年4ヶ月ほどが経過しています。完成したときの色はこんな感じでした。

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撮影条件が異なるますが、だいぶ色が濃くなったのが分かると思います。完成した当初はさきほど紹介したテーブルのようにオレンジ色をしていました。今現在の方が落ち着いた色をしています。はじめのうちは少し明るすぎるように感じるかもしれませんが、次第に落ち着いた色に変化していきます。濃い茶色になりますが、ウォールナット材ほど暗い色にはなりません。そんな色がチェリー材人気の秘訣なんだと思います。

そして手触り感もスベスベして気持ち良いですよ。チェリー材は導管がそれほど太くないので手で触れてもあまり凹凸を感じることがありません。なので、触っていて気持ちよいスベスベ感をしています。

というわけで、本日のブログではチェリー材について書きました。

瑞木@相模湖

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