椅子を検討する際に注目すべき３つのこと【no.1666】

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2016.09.04

椅子を検討する際に注目すべき３つのこと【no.1666】

ソリウッドでは、無垢材テーブル選び方講座というミニセミナーを毎月開催しています。その中では、最適な無垢材テーブルを選ぶために知っておくべき知識や確認しておくべきことをお話しています。ありがたいことに、ご出席されたお客様から「興味深い内容で参考になった」というコメントを頂き、その後テーブルをご注文頂くケースも増えています。この講座は今後も続けていきますので、これから無垢材テーブルを検討するという方は是非ご参加頂ければと思います。

最適な無垢材テーブルを見つけるのも悩ましいですが、最適な椅子を見つけるのも実は悩ましいです。もしかすると、自分にとって最適な椅子を探すのはテーブル以上に難しい課題かもしれません。そこで、今日は椅子を探す際に、考えるべきことをまとめてみたいと思います。

椅子を検討するときは以下の３つのことに注目しながら、候補を絞っておくべきかなと考えています。

「その椅子は座り心地が良いか」

「その椅子のサイズは自分にあっているか」

「その椅子はかっこいいか」

椅子は腰掛けて身体を預けた上で、食事をしたり、ものを書いたり、読書をしたりと様々な作業を行います。当然、座った感触というのが重要になってきます。その重要度は座る時間が長ければ長いほど高まっていきます。食事をするだけであれば、腰掛けるだけでいいので、スツールのような背もたれがない椅子でもさほど問題はありません。ですが、家族の団らんであったり、他のことをしたりするのであれば背もたれがあるほうが心地は良いはずです。定食屋さんやラーメン屋さんのように食事をしてすぐ席を立つようなお店では、背もたれのない椅子が多く使われています。反対に、カフェでは背もたれがついた椅子が多く置いてあります。当然、座り心地を求めれるのはカフェのほうです。

座り心地を試すには、とにかく実際に座ってみることです。数多く座ることで、自分にとって座り心地がよい椅子がどういうものかということがみえてくる場合もあります。また、見た目的にはそこまで座り心地がよさそうにみえない椅子でも、実際に座ってみると思ってた以上に心地良いということが多々あります。

座り心地は、座面の硬さ、座面の角度、背もたれの位置と太さ、肘掛けのあるなし、肘掛けの高さなど様々な要因で変わってきます。そして、座り心地の感覚は人によって大きく変わるということがあります。ある人が座り心地を絶賛しているに、腰掛けてみたら自分にはしっくりこないなんてこともあります。座り心地については、人の意見だけで決断せずに自分の感覚で判断するべきということを頭に入れておいてください。

２番目のサイズについてですが、まずは座面高の数値に注目してみてください。椅子のサイズ表記で座面高はSH（SHEET HIGH）で表記されているものが多いです。日本で企画・生産されているものだと、座面高が４０〜４２cmに設定されている椅子が多いです。特に女性の場合は、しっかりと腰かけると脚の裏が床から離れてしまい、落ち着かなくなってしまうことがあります。まずは自分にとってどれくらいの座面高が適しているかを確認してみてください。

サイズに関しては、一緒に使うテーブルの高さとの兼ね合いです。ここで１つ覚えておいて頂きたいのが「差尺」です。差尺とはテーブルの一番上の高さから椅子の座面高をひいた数値を指します。人間工学の研究で、この差尺が２８〜３０cmの中にあてはまっているとストレスなく食事出来るということがわかっています。例えば、座面高４２cmの椅子が良いと思ったら、テーブルの高さは７０〜７２cmが適しているといえます。

最後のポイントはズバリ見た目です。どんなに座り心地が悪くても見た目が気にいらなくては、毎日使いたいとは思えないでしょう。最も重視するのは、座り心地やサイズ感であっても、見た目の好みも少し意識するのが良いと思います。椅子の外見で大きく印象が変わるのは、背もたれのデザインです。背もたれが大きくカーブを描くようなデザインのものもありますし、カーブが緩い直線的な背もたれもあります。

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