2016.07.03

色白の天板には黒の脚が合う【No.1603】

吉祥寺ショールームには天板や天板に加工する前の板のみを立てかけて展示しているためか脚に関する質問を頂くことがよくあります。よく頂くのは「この天板に脚をつけたら、いくらになりますか?」「脚はどんなものがつきますか?」「脚の素材はどうなりますか?」といった質問です。

ソリウッドでは、天板のみの展示であっても定番の4本脚が含まれたテーブルの価格を表示しています。ですので、値札にテーブルと記されて価格が書いてあるものは、すべて4本脚がついた価格となります。また、脚についてはすでに天板裏に脚をつけるための溝加工がされているのものは、脚の位置を自由にすることは出来ませんが、脚のデザインを選んで頂くことは可能です。定番の4タイプ以外でも、丸脚がいいといった場合は価格がプラスになりますが、製作の対応は出来ますので、気軽にお問い合わせください。

今日は最初に挙げた3つの質問のうち、最後の「脚の素材はどうなりますか?」という質問を取りあげてみます。

原則的にストレートカットテーブルについては、天板と同じ樹種の木材で脚も作ります。ウォールナットの天板であれば、脚もウォールナットということになります。ですが、定番の樹種の中でしたら、天板と脚の樹種を変えることも可能です。これまでにもチェリー材の天板にウォールナット材の脚、ウォールナット材の天板にチェリー材の脚といったテーブルを納品させて頂いています。

また、「鉄の脚をつけることは出来ますか?」といった質問も頂くことがあります。ソリウッドの工房では鉄の加工が出来ないため、鉄脚の製作は承ることが出来ません。ですが、木製の脚を黒く着色して取り付けることは可能です。着色をする場合は、染料で色をつけてからウレタンで表面の塗膜を作って行きます。テーブルの脚に使う場合は、木目みえないように塗りつぶすことが多いです。ただ、導管が広い環孔材では、塗りつぶしがしにくくなるので、ブナ材やカバ材といった導管が目立たない散孔材の板で製作することになります。脚は着色のウレタン塗装になりますが、天板はオイル仕上げでも全く問題ありません。

耳つきテーブルの場合、ウォールナット材やチェリー材、カバ材といった、脚を製作できる材が入手しやすい材の天板の場合、天板と同じ樹種で製作しますが、種類によっては脚が製作できる細かい材が入手しづらいものや脚に向かない材が出てきます。ソリウッドで扱う材の中では、トチ材、ミズメ材といった樹種です。こういった樹種の天板の場合は、色味が近い材で代用します。トチ材の場合は、色味が近いカバ材で製作することが多いです。ミズメの場合は、チェリー材といったカタチになります。もちろん、違う樹種でも脚を製作することは出来るので、詳細はスタッフにご相談ください。

20160703 4

こちらはトチ材の天板にカバ材の脚を取り付けたテーブルです。トチ材もカバ材も白い部分と赤い部分が混在する木材なので違和感なく仕上がります。

先ほどストレートカットテーブルのところでも書きましたが、耳つきテーブルでも黒く着色した脚をつけることが出来ます。特に色が白っぽい天板には黒の脚がよく似合うと思います。

20160703 1

こちらは以前納品させて頂いたカバ材の天板に黒く着色した脚をつけた事例です。天板と脚の色味にコントラストをつけるとメリハリの効いたテーブルになります。

20160703 2

こちらはさらに色白のトチの天板に黒い脚をつけた事例です。よりモダンな印象に仕上がっています。

20160619 3

こちらはタモ材の耳つき天板に黒く着色した脚を取り付けた例です。黒い椅子や黒い照明など他の家具の色と合わせたコーディネートになっています。

黒く着色した脚だと少しコントラストがつき過ぎると感じる方には、ウォールナット材の脚をトチやカエデの天板に合わせるのもオススメです。モダンな感じは残しつつもう少し可愛らしい感じのテーブルになります。

こうした天板と脚を違った色味で製作出来るのもオーダーならではのことだと思います。納品事例の写真を見てご興味ももった場合はぜひお問い合わせください。

賢木@吉祥寺

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest