2016.06.06

無垢材で製作するテレビボード。【No.1576】

ソリウッドでは無垢材を使用した本棚や収納棚、テレビボードなども製作しています。特に決まったカタチがあるわけではなく、棚類は基本的にお客様のご要望を聞いて図面を書いています。ここにこういう棚を置きたいというご要望を伝えて頂ければ、スタッフが図面を書き見積りをさせてもらいます。今日のブログエントリーではテレビボードの製作例を紹介していきます。

こちらは最近納品したウォールナット材のテレビボードです。

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棚板には耳つき板を使用しています。こういった棚物に耳つき板を使用する場合は、耳のカタチが重要になります。ほぼ直線になっていないと左右前後のバランスを保ちにくくなります。今回はちょうど良いカタチの耳つき板が確保できたので、その板で提案させてもらいました。

ウォールナット材は濃い茶色をした色が特徴です。しかし、濃い色をしているのは丸太の中心部分だけです。周辺部分は白っぽい色をしています。上の写真を見てもらってもその様子がわかると思います。今回使用した板は白っぽい部分が狭いですが、ものによってはもう少し白っぽい部分が多い場合もあります。また色の個体差もあります。もっと色が白い場合もあります。

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正面から見るとこんな感じになります。天板と棚板は厚みが30mm。縦になっている板の厚みは50mmです。天板と棚板の厚みを薄くすると耳つき板を使っても野暮ったくなりませんね。縦の板が厚いので天板と棚板が少し貧弱に感じますが、強度は充分にあります。テレビを置いてもたわんだりはしません。もう少し長さがある場合はたわむ可能性もあるので桟を入れたりして強度を補ったほうが良いでしょう。

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こちらは過去に製作した同じようなカタチをしたテレビボードです。縦板の間隔が広いので天板が垂れる可能性が出てきます。そのため後ろの方に天板を支える板を組み込んでいます。

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こちらもオーダーで製作したテレビボードです。お客様のスケッチを元に図面を書いて製作しました。こちらも長さがあるので天板がたわまないように仕切り板を入れる必要があります。テレビの多くは黒ですよね。なので、市販されているテレビ台も黒く塗装されているものが多いです。無垢材の場合も黒っぽい色ということでウォールナットを選択するお客様が多いです。でも、お部屋の雰囲気を暗くしたく無い場合は明るい色のテレビボードも良いでしょう。このテレビボードはナラ材で製作しています。ナラ材はどんなお部屋にも溶けこむ色や木目をしています。明るめのテレビボードを希望される場合はナラ材がオススメです。

今まで紹介したテレビボードは脚型でしたが、箱型のテレビ台も製作可能です。

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オーソドックスな箱型のテレビボードです。棚板の枚数や位置はご要望に応じることができます。無垢板の場合はどこにでも穴をあけることができます。なので、棚板の位置を自由に選択できます。フラッシュ構造で合板を使用した家具の場合は芯がない部分には穴をあけることができないのでこうした微調整をするのが難しくなります。無垢材は収縮するために構造をしっかり考えなくてはいけませんが、こうした点では自由が効きます。

ここまで単体のテレビボードを見てきました。最後は壁面収納の中にテレビを置くスペースを含ませたケースを紹介します。
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チェリー材で製作した収納棚です。真ん中にテレビを置くスペースを設けています。こうした一体型の場合、テレビを買い換える際に大きさが限られてしまうデメリットもあります。しかし、単体でテレビ台を置くよりスッキリとテレビを置くことができると思います。

今日は無垢材で製作するテレビボードを紹介しました。こんなテレビボードが欲しいというのがありましたら、吉祥寺ショールームまで問い合わせください。見積致します。

瑞木@相模湖

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