2016.03.25

新作の耳つきテーブル用板を28日より吉祥寺ショールームで展示します。【No.1503】

プロ野球が開幕しました。やっぱりこの日はワクワクしますね。そしてプロ野球を観るのは楽しいです。プロ野球では木製バットが使われています。バットに使われる材種はいろいろあります。選手の好みもそれぞれだそうです。大雑把に分けるとホームランを狙うパワーヒッターはメープル材など堅くて重めの材を好みます。逆にしっかりと当ててヒットを打ちたい選手はアオダモ材やホワイトアッシュ材など粘りのある材を好みます。メジャーリーガーはメープル材やヒッコリー材を好んで使うそうです。日本人はアオダモ材のように粘りのある材を好む選手が多いそうです。バットの材種でその選手がどういう打撃スタイルなのかを判断することもできます。ただ、色が塗られたりしているので映像を見ただけでバットの材種を見分けるのは困難です。色が塗られていなくて木目が目立つならタモ系の可能性は高そうですが…

ちなみにウォールナット材など色が濃い材種はバットとするのには向いていません。一概には言えませんが、色の濃い材は粘り気が少ないものが多いです。粘り気が少ないとすぐ折れてしまいます。繊維同士の結びつきが弱いので、強い衝撃に耐えられずに折れてしまいます。バットのように強い衝撃に耐えるにはある程度粘り気のある折れにくい木材を使う必要があります。まあ、家具は強い衝撃に耐える必要はないので、ウォールナット材でも全然問題ありません。ただし、とても細い部材や一点に力が掛かるような部分には使わない方が良さそうです。

テーブルに関しては、広葉樹であるならどんな材でも問題ないと思います。凄い衝撃が加わるわけではないので。なので、テーブル天板は選択できる樹種が多いです。ソリウッドのストレートカットテーブルは、ウォールナット材・チェリー材・メープル材・ナラ材・タモ材・クルミ材から選択できます。耳つきテーブルはもっといろいろな樹種があります。現在在庫している樹種でも、カバ材・クリ材・ミズメ材・カエデ材・チャンチン材・ケヤキ材などがあります。

2月末に吉祥寺ショールームに展示した耳つきテーブル天板用の板は全部で5セットありました。内訳はチェリー材2セット・ウォールナット材1セット・トチ材1セット・セン材1セットでした。おかげさまで全て成約済みとなりました。3月末にも吉祥寺ショールームに耳つきテーブル用の板を展示します。展示を開始するのは28日(月)を予定しています。今回展示するのは8セット分の板です。内訳は、ウォールナット材2セット・クリ材2セット・チェリー材1セット・カバ材1セット・トチ材1セット・ケヤキ材1セットになります。

160325_1.jpg
カバ材の新作です。W1800×D850~mmで厚みは35~38mm程度になりそうです。同じ丸太からとれた板をはぎ合わせて製作します。でも赤い部分の色は若干違うように感じます。樹皮を巻き込んで成長した入り皮と呼ばれるものや虫が少し喰った痕などがあります。カバ材特有の少しメラメラしたような模様も出ています。導管は狭めなので、手触りはスベスベしています。

少し雰囲気は違いますが、先日納品したカバ材の耳つき2枚はぎテーブルはこんな感じに仕上がりました。
160325_2.jpg

160225_3.jpg
こちらも新作のクリ材耳つき2枚はぎテーブル天板です。W1600×850程度の大きさで厚みは35~38mmぐらいで仕上がりそうです。もう少し短くて良いなら40mmに仕上がる可能性もあります。

変わりタネとしてこんな天板用の板も用意しました。
160225_4.jpg
節がたくさんある板同士をはぎ合わせた2枚はぎ天板です。もとの板が薄かったため厚みは30mmぐらいになりそうです。結構面白い木目ではあります。

その他にはこんな天板も…
160325_5.jpg
トチ材の2枚はぎ天板です。赤身の入り方が面白い感じ。節も結構あります。個性的な天板が欲しい方にオススメです。

とまあ、こんな感じの耳つきテーブル天板用の板を28日より展示致します。耳つきテーブルをお探しの方はぜひ吉祥寺ショールームにお越しください。

瑞木@相模湖

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest