2016.03.15

シンプルな暮らしにマッチするナラ材無垢材家具。【No.1493】

暖かい日が続いたり、寒くなったりとなんだか安定しない天気が続いていますね。昨日、家に帰る時は雪が降っていましたからね。と思ったら今日は日射しが暖かく感じる日でした。温度差が激しい時期は体調を崩しがちになるので、注意が必要です。

昨日はここ最近、多く注文を受けているチェリー材について書きました。チェリー材について知りたい方はぜひ昨日のブログエントリーを読んでみてください。今日はナラ材について書いてみることにします。

ナラ材は日本でも昔から家具によく使用されてきました。家具などにそれほど興味が無い方でもナラという木の名前は聞いたことあるかもしれません。ナラの木は日本にも生えています。ナラの仲間は意外と多く、クヌギなども同じ仲間に属します。家具に使われるナラ材は、ミズナラです。コナラというナラの仲間もありますが、家具に使われることはあまりないようです。それでもミズナラに混じってコナラが入っていることもあるようです。まあ、一般的に家具に使われるナラ材=ミズナラです。

国産のミズナラは現在流通量がとても少なくなっています。昔は国産のナラ材が比較的容易に手に入りましたが、現在ではなかなか手に入らなくなりました。現在使用されているナラ材の主な産地はロシアです。ロシア産のナラ材は目が詰まっていて、良材が多い印象です。ただし、近年はロシア産のナラ材を保護するため輸出制限が掛かっているため、日本に入ってくる量が激減して価格が急騰しています。

ロシア産のナラ材の代わりとして注目されているのが北米産のホワイトオークです。ロシア産ナラ材の国内流通量が減ったので、ホワイトオーク材がたくさん日本に入ってきています。ロシア産のナラ材に比べるとホワイトオーク材は目が粗く、干割れなどが起きやすい傾向にあります。両者を比べるとロシア産ナラ材の方が良材だと思いますが、ホワイトオーク材を使わなければならなくなることもあると思います。そして今、注目されているのはヨーロッパ産のナラ材です。ヨーロッパは昔からナラ材がよく使われています。家具だけでなく、薪やワイン樽などにナラが使われています。日本の商社が買い付けを始めたのが東欧諸国のナラ材です。新たに日本へ入ってくるようになった東欧諸国のナラ材も質がよく、もしかしたら今後のスタンダードになっていくかもしれません。

ナラ材の色はオーソドックスな茶褐色です。皆さんが木材の色と言われて思い出すのがたぶんこんな色なんではないでしょうか?

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ナラ材の無垢テーブル、ベンチ、椅子のダイニングセットです。明るい茶褐色で、さわやか印象です。白を基調とした部屋にもよく映えます。

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ナラ材の表情です。木目は割とハッキリと出ます。ひとつひとつの木目は荒々しくも感じますが、全体で見ると落ち着いた印象を受けます。ナラ材の木目の表情が好きという方は結構いらっしゃいます。木工教室の生徒さんでもナラ材ばかり使用する方もいます。

最近のマンションは、白を基調とした内装が多いですよね。そうした部屋にナラ材はよく合うと思います。シンプルな暮らしをしたいという方にもナラ材の表情はウケが良いです。

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ナラ材のMAGチェアです。座面は板座です。シンプルなデザインでナラ材の木目がいい感じですね。よりシンプルにしたければ板座の椅子にすると良いと思います。

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こちらはナラ材のUUチェアです。ナラ材はどんな色にも合います。鮮やかなブルーとの組みあわせがかわいい椅子になっています。赤のファブリックとも相性が良いです。

ソリウッドのナラ材無垢テーブルは厚み28mmの天板となっています。34mmで製材されたナラ材から製作するので28mm厚となります。ナラ材は耳周辺の木部が柔らかく、虫に喰われやすい性質があるので耳つきテーブル用の板はあまりありません。現状ではナラ材の耳つき板が手に入りにくいのでナラ材のテーブルをお探しの人はストレートカットテーブルで探されるのが良いでしょう。

瑞木@相模湖

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