2016.02.15

耳つきテーブルと組み合わせるオススメの椅子。【No.1464】

ここのところ、変な天候ですね。突然20度を超えるような暖かい日になったと思ったら、今日は夕方から雪が降り出しました。相模湖工房周辺は一時期結構激しく雪が降っていました。私が帰宅する時間はまだ路面には積もってはいませんでしたが、土の上などには雪が積もっていました。昨日はあんなに暖かかったのに……

今朝は、乾燥庫で乾燥させておいたウォールナット材を出して様子をみました。曇りという天気予報を信じていましたが…途中から雨が降ってきました。せっかく乾燥させた板を雨で濡らす訳にはいかないので急いで乾燥庫にしまいました。

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乾燥庫から出した板は、しっかりと乾燥しているかチェックをします。乾燥具合を調べるためには、木材水分計を使います。これはとっても優れもので、板の表面にこの水分計を当てると含水率を計測することができます。今回取り出したウォールナット材はどれも含水率10%以下に下がっていたので充分に乾燥していると判断することが出来ました。

乾燥しているかをチェックした後は、どこをどう使うかを決めていきます。今回乾燥させた板は耳つきテーブル用なので、どうはぎ合わせ天板にするかを決めていきます。同じ丸太から製材された板はペアを決めやすいです。割れの状況や耳のカタチなどを見て、どう組み合わせるのがベストかを考えていきます。ここでテーブルの大きさやカタチがある程度決まってしまうので、油断ができない作業です。

今日1番悩んだのは同じ丸太から製材された3枚のウォールナット材です。何事も無く乾燥していればこの内の2枚を使って耳つき2枚はぎ天板にする予定でしたが…

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結果的には2枚が大きく割れてしまいました。こうなるとどうするか悩みます。

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悩んだ結果、耳つき3枚はぎでテーブル天板にすることにしました。ギリギリ幅800mm以上になると判断して、そう決めました。割れてない板を真ん中に配置して、割れた2枚で幅をとれる方の耳をそれぞれ使用することにします。これらの板は来月に削ることになるので、削ったらまた報告しますね。

今日は耳つきテーブルと組み合わせる椅子について書きます。まあ、ぶっちゃけるとどんな椅子を組み合わせても良いのですが、より耳つきテーブルに合う椅子があるのではないかと思い、検討してみることにします。

まず、耳つきテーブルはストレートカットテーブルと違って長辺がまっすぐではありません。自然が作り出した柔らかいラインです。

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こんな感じです。こうした優しいラインに合わせて背がカーブしている椅子を選ぶというのもアリでしょう。ソリウッドで取り扱っている椅子ではHUGチェアUUチェアRAYチェアTACチェアがそれに当たります。

HUGチェアやUUチェアを選択すると全体は軽い印象になるかもしれません。あまり厚くない耳つきテーブル天板と合わせると良いのではないでしょうか? 逆に厚い耳つきテーブル天板と合わせて重厚感を出すにはRAYチェアやTACチェアが良いと思います。

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ウォールナット材のRAYチェアです。こちら座面も木ですが、クッションの入った布張りやレザー張りを選択することも可能です。北海道札幌市在住の木工作家・高橋三太郎さんがデザインしたとても座り心地の良い椅子です。

もうひとつ、耳つきテーブルに合わせるのにオススメするのがLOGチェアです。
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椅子としては珍しく直線が活きたデザインになっています。耳つきテーブルが柔らかい線なら椅子は直線でという発想です。全体として耳つきテーブルとLOGチェアでワイルドな雰囲気が出せるのではないでしょうか?このLOGチェア、ワイルドでありながら非常に洗練されたデザインの椅子になっています。横からみたラインなんてとっても美しいですよ。ぜひ、実物を吉祥寺ショールームで確認してみてください。

瑞木@相模湖

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