2015.12.25

クルミ材は”優しい雰囲気”をもつ木材。明るすぎず、暗すぎず、ちょうど良い按配です。【No.1412】

ソリウッドでは今年の途中からクルミ材のストレートカットテーブルの取り扱いを始めました。吉祥寺ショールームには、クルミ材のストレートカットテーブルを展示しています。お客様からの評判も上々で徐々にオーダーが入るようになりました。

クルミ材の特徴を一言で表すと”優しい雰囲気”だと私は考えています。では”優しい雰囲気”とはどんな感じなんでしょうか?まずはクルミ材テーブルの写真をご覧下さい。

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クルミ材のストレートカットテーブルの厚みは28mmです。長さや奥行きはお客様のご要望にあったサイズで製作することができます。天板厚があまり厚くないため2000mmを越えると少し貧弱に感じてしまいます。大きな天板をご希望の場合は厚い天板が選べるウォールナット材、チェリー材、メープル材をオススメ致します。

さて、”優しい雰囲気”は伝わったでしょうか?

クルミ材の色は淡い茶褐色をしています。タモ材やナラ材に比べるとすこし暗い色をしています。かといってウォールナット材ほど濃い茶色な訳ではありません。少しくすんだような色をしています。明るすぎず、暗すぎず、ちょうどよい按配ではないでしょうか。

木目もタモ材やナラ材ほどクッキリとは見えません。クルミ材は散孔材といって導管が細く全体に散らばった構造をしています。そのため木目はそれほどハッキリと現れません。逆にタモ材やナラ材は環孔材といって、導管が年輪に沿って環状に並んでいます。そのため、木目がハッキリと現れます。ただ、散孔材の中では導管は太いほうでしょう。よく表面を見ると導管の存在を目で確認することができます。カバ材やカエデ材は導管がもっと狭いので、目ではなかなか導管の存在を確認することができません。ある程度導管の太さがあるので、触ると心地良いですがカエデ材などに比べるとスベスベ度は劣ります。

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違うクルミ材テーブルの天板写真です。使う材によって個体差がありますが、クルミ材の木目はこのような感じになります。右側のちょっと下の方に少し黒くなっている部分があります。クルミ材にはこうしたくすんだ部分がどうしても入ってしまいます。使用上は問題ありませんので、木の特徴としてご容認して頂ければと思っています。

クルミは英語にするとウォールナットです。じゃあ、クルミ材とウォールナット材はなにが違うのかと思うでしょう。

家具に使われる木材でウォールナット材と言ったら通常は北米産のブラックウォールナット材の事を指します。ブラックウォールナット材は北米を代表する広葉樹材で世界中で人気がある木材です。日本も例外ではなくブラックウォールナット材の人気は高いです。今1番人気がある広葉樹材といっても過言ではありません。世界中で人気があるために、価格が高騰していて良材を手に入れるのが難しくなっています。4,5年前と比べても「ほんとに同じ材なの?」と思うほど値段が上がってしまいました。現在は少し落ち着いてはいますが、以前として高い水準をキープしています。

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これがウォールナット材で製作した耳つきローテーブルです。同じクルミの仲間ですが、色が全然違います。ただ、木目をよく見ると同じ仲間だけあって模様は似ています。

クルミ材は日本やロシア、中国に生えています。正式にはオニグルミという名前になります。単にクルミ材といった場合はこのオニグルミを指します。北米産のブラックウォールナット材に比べると少し柔らかくて、軽いです。色もそうですが、少し柔らかくて軽い様子が”優しい雰囲気”の要因になっています。

クルミ材のテーブルが気になった方は吉祥寺ショールームまでお問い合わせください。ご希望の天板サイズを教えて頂ければ、見積致します。

瑞木@相模湖

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