2015.09.28

クルミの無垢材テーブルが新しく定番樹種に加わりました。【No.1324】

だいぶ涼しくなってきました。もう秋な感じですね。振り返ってみると、今年は夏らしい日が少なかったですね。7月の終わりから8月の頭の暑さは半端なくどうなってしまうのかと思っていましたが…

さて、本日はクルミ材のテーブルを紹介したいと思います。今年の夏からストレートカットテーブルの樹種に新しくクルミ材を追加しました。これでストレートカットテーブルの定番樹種は、ブラックウォールナット材・アメリカンチェリー材・メープル材・ナラ材・タモ材・クルミ材の6種類になりました。

クルミは英語にすると”ウォールナット”になります。家具業界・材木業界では、”ウォールナット”は北米産のブラックウォールナット材を指しています。”クルミ”と表現するのは、ロシア・日本・中国などで伐倒されているオニグルミという種類の木材です。その他に”ヨーロッパウォールナット”と言うのがあります。これはヨーロッパ産のクルミ材です。ヨーロッパウォールナットは一時代を築いた樹種で銘木として有名でした。現在はほとんど流通していなく、北米産のブラックウォールナットに代替されています。オニグルミ材は国産物、海外物どちらも国内で流通しています。幅の広いオニグルミ材はほとんど見掛けません。が、幅の狭い板の流通量はそこそこあります。

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こちらがクルミ材のストレートカットテーブルです。どうですか?

クルミ材の家具は優しい雰囲気を持っています。この独特な風合いを好んで使っている木工家も数多くいます。加工性もよく製作する側にとっても扱いやすい樹種です。北米産のブラックウォールナットと同じクルミ属に分類されています。アジアのクルミと北米のクルミでは、色が違います。アジア産のオニグルミは、北米産のブラックウォールナットほど色が濃くありません。

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こちらが北米産のブラックウォールナット材のストレートカットテーブルです。色が全然違うのでパッと見は同じ仲間の木材に感じられません。しかし、木目をよく見てみると、表情が似ていることに気づきます。オニグルミ材の方がブラックウォークウォールナット材より少し軽く柔らかく感じます。

ストレートカットテーブルに使用するクルミ材は材木屋さんですでに人工乾燥されている板を使用します。クルミ材の乾燥何度は普通です。数多く乾燥させた訳ではないので、あまりはっきりした事は言えませんが… ただ、少し捻れやすい傾向があると思います。特に目が粗いクルミ材は結構ねじれますね。水分の抜け具合は他の材との違いは感じませんでした。

私の自宅で使用しているテーブルはクルミ材です。使用し始めて6年半ほどが経過しています。使い始めた時の印象より色が少し濃くなっているように思います。経年による色変化はそれほどではありませんが、若干濃くなるように感じます。

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木目のアップ写真です。タモ材やナラ材に比べると木目はやや曖昧ですが、それなりに目立ちます。クルミ材は散孔材です。散孔材にしては木目がきっちり出ます。

他の樹種同様に、サイズはお客様のご要望で製作することができます。 上の写真はW1800×D850mmで製作しています。ダイニングテーブルとして使用する場合はD800mm以上あると良いです。対面して食事をしないのであればD600mmあれば充分かなとも思います。

ソリウッドで取り扱っている椅子でクルミ材を選択できるものはありません。クルミ材のテーブルに合わせるならナラ材が良いかなと思います。もちろん他の材でも構いません。クルミ材の色味に比べるとナラ材は少し色が薄いです。吉祥寺ショールームにクルミ材のテーブルを展示しているので、他材の椅子とのマッチングを試してみることもできます。

瑞木@相模湖

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