2015.09.18

ウォールナット材の耳つきテーブル2台展示開始します。【No.1314】

ウォールナット材の耳つきテーブル用の板を仕入れました。先日、とある材木屋さんの倉庫に行って見せてもらった板です。一つの丸太を厚みを決めて一方向に製材することを丸挽きといいます。ごく一般的な製材方法です。耳つき板を製材する場合によく使われる製材方法です。ある程度太さのある丸太は50mmから60mmの厚みで製材されることが多いですね。もう少し細い丸太の場合は、34mmや45mmぐらいで製材される事が一般的なようです。もちろん27mmで製材されることもあります。製材する厚みはおおよそ丸太の太さで決まるようです。太い丸太を薄く製材することはほとんどありません。何か特別な用途がない限りはそうしないようです。ソリウッドで仕入れている耳つき板は50mmから60mmのものが多いです。

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こちらが今回仕入れた板です。この状態だと丸挽きがどういう製材方法だか分かりやすいですね。下の板は3mちょっとあります。上の板は1m弱です。長い方は耳つきテーブルを製作する予定です。短い方はなにか小さめの家具を製作するつもりです。長い方は、大きめの節がありますが充分に使えると判断して仕入れました。製材から2年ほど経っていると聞いています。ただ、天然乾燥のみなので、これからソリウッドの木材乾燥庫に入れて乾燥させます。試しに1番上の板の含水率を計測してみたら、15%ぐらいでした。中の方の板はもう少し含水率が高いと推測できます。それなりに乾燥が進んでいるのですぐに人工乾燥庫に入れても割れが入ったりする気配は少なそうです。

さて、明日吉祥寺ショールームに新しい耳つきテーブル天板を届けます。ソリウッドのWebサイトのトップページにバナーを設置していたこの天板もいよいよ展示されます。
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両端の板は1枚の板です。真ん中に大きな割れが入ってしまったので、真ん中で割ってしまいました。その間に幅の広い板を入れて3枚はぎにしています。白太の部分に少し虫喰いの痕があるのが残念ですが、綺麗なテーブル天板に仕上がっています。W1900mmあるので常時6人掛けが可能になります。大きめの天板を探している方にもお勧めです。

人気のウォールナット材ですので、気になる方は吉祥寺ショールームへお越しください。明日の午後には吉祥寺ショールームに展示される予定です。

ウォールナット材の耳つきテーブルがもう1点あります。
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こちらは2枚の板をはぎ合わせています。同じ丸太からとれた2枚の板を使用しています。節が入ってワイルドな表情をしています。サイズはW1650×D840mmになります。こちらも白太にすこし虫喰いの痕があります。

この2台のウォールナット材耳つきテーブルは、材木市場で仕入れた板を使用しています。瑞木@相模湖が材木市場まで行ってセリ市でセリ落とした板です。ウォールナット材は人気でなかなか希望の価格でセリ落とす事ができず、仕入れが難しい木材でもあります。これらの板はアメリカから輸入された丸太を日本の製材所で製材したものです。製材後すぐに材木市場に並べられているので、その時点では乾燥されていません。仕入れた生材は、しばらく外で天然乾燥させます。1年ほど天然乾燥させてから木材乾燥庫に入れて人工乾燥させます。

木材乾燥庫をもっている家具工房はそんなにありません。乾燥を自前で出来るから未乾燥の生材を材木市場で仕入れることができます。木材乾燥庫を持っていない場合は、材木屋さんから乾燥済みの板を購入します。木材乾燥には時間も場所も掛かるので、乾燥済みの板は価格が高くなります。未乾燥材は乾燥材よりも安く仕入れる事ができます。乾燥中に割れやネジレが入って思い通りに使えないリスクを負うことになりますが、全体的に考えるとコストダウンできると考えています。

瑞木@相模湖

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