2015.08.06

無垢材丸テーブルも人気があります【No.1271】

最近、丸テーブルに関するお問い合わせを受けることが多くあるなと感じます。ご注文の数的には、四角いストレートカットテーブルや耳つきテーブルのように長方形を基本にしたテーブルのほうが多いですが、丸テーブルも根強い人気があります。吉祥寺ショールームにもウォールナット材の丸テーブルが1台展示してありますが、「丸テーブルもいいね」といった声を聞くことも少なくありません。

今日のブログエントリーは改めて丸テーブルの選び方や丸テーブルを検討する際に気をつけるべきポイントを書いていきます。

丸テーブルをご購入される方の大半は、丸いプロポーションが気にいってご注文されるケースが多いようです。確かに見た目的にも可愛らしく、角のあるものが多くなりがちな部屋に、アクセントをつけることが出来ます。印象としても丸テーブルがある空間のほうが、柔らかく優しい雰囲気になります。

これが丸テーブルの最大の特徴といえます。さらに、丸いテーブルだと複数の人が座ったときに、お互いの顔が見やすく、コミュニケーションがとりやすいというのも丸テーブルのメリットです。四角いテーブルだと、対面に座った人とは顔をみての会話がしやすいですが、隣の人の顔を見て話をするのは、やりづらいといった面もあります。

柔らかくて優しい印象、コミュニケーションのとりやすさといった点の優先順位が高い場合は、四角のテーブルより丸テーブルを選んだほうが満足度が高くなるでしょう。

一方、丸テーブルにも四角のテーブルに対してデメリットもあります。それは、「丸テーブルを置くには、より広いスペースが必要」、「食事をする際の1人分のスペースが少なくなる」といった点です。置くスペースについては、広く開けたリビングダイニングのようなスペースであれば、丸テーブルでも問題ありませんが、長方形の部屋に置くと壁に近いほうは、どうしても狭く感じてしまいます。

次に丸テーブルのサイズの決め方をみていきます。丸テーブルの大きさを決める要素は、座る人数がポイントになります。4人掛けの場合、直径110cmが標準といえます。4人掛けの場合は、テーブルを置くスペースに問題がなければ110をオススメします。難しいのは、5人、6人と座る場合です。直径120cm程度にすると大きさ的には十分になりますので、座卓のように床に座る場合は問題ありません。ですが、椅子とあわせてダイニングテーブルで使う場合は、脚の位置が悩みどこです。

丸テーブルの場合、強度を考えて4本脚を基本としています。天板の直径を広くしても、脚と脚の距離はなかなか広がりません。直径120cmにしても脚と脚の間に椅子を2脚いれるほどの余裕はありません。従って、常に5、6人が椅子に座るのであれば、長方形を基本としたテーブルを選ぶほうが良いかなと考えています。

最後に丸テーブルの納品事例を紹介します。

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こちらは、ナラ材の丸テーブルにisu-worksさんのHUGチェアを組み合わせた事例です。丸テーブルには、背が丸い椅子がよく似合います。ちょうどお花のようなカタチになります。ソリウッドで扱っている椅子だと、HUGチェア以外に宮崎椅子製作所のUUチェアやいのうえアソシエーツのAWAZA MA01といった椅子が同じように背が弧を描いています。

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日本で最も有名な木の椅子ともいえるハンス・ウェグナー氏がデザインしたYチェアに合うようにデザイン、製作した小さな丸テーブルです。1人で食事をする、コーヒーテーブルとして使うといった用途に適している大きさです。Yチェアは、背の部分が少し高いとこにあるので、通常のテーブル高さだと背をテーブル天板下に納まりません。そのため、少し高めにテーブル高を設定することがあります。

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最後に紹介するのは、ウォールナット材で製作した直径120cmの丸テーブルです。こちらのテーブルは、お客様のご要望で木端の面取りを大きくして、下側半分を斜めにカットしています。こうすることで、さらに柔らかく優しい印象に仕上がります。

賢木@吉祥寺

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