2015.08.01

耳つきテーブル用の板を仕入れてきました。【No.1266】

7月も耳つき板を仕入れるために材木市場に出掛けていきました。夏場は木材の伐倒はオフシーズンになるので、材木市場も出品数が減ります。それでも開催者の努力によってたくさんの板や丸太が出品されていました。また、今年はアメリカ西海岸の港湾事業者のストライキによって北米からの輸入材が大幅に遅れて日本にやってきた影響もあるようです。丸太の到着が例年より遅れたために製材も遅れているようです。

さらに、製材所の数が減って一つの製材所に掛かる負担が増えているようです。製材待ちなんてことも起こっているようです。製材所の仕事があることは良いことですが、全体の数が減っていることでの仕事増なので喜んでいい状況ではないはずです。耳つきの板を仕入れる事もだんだんと困難になってきている印象があります。

それでも今月は多くの板を仕入れる事ができました。内訳はウォールナット材・クリ材・チェリー材です。国産材がもう少し欲しいとこでしたが、国産材の出品はあまりなかったです。カエデ材やカバ材などの在庫を増やしたいとこでしたが、こればっかりは仕方ないですね。ある板を逃さずにゲットしていくしかないです。

ウォールナット材はうまく仕入れることが出来ていません。しかし、今回はまあまあの仕入れができました。ウォールナット材は人気と急激な円安のために価格が大幅に上がっています。そのため、今までの相場感ではまったく立ち打ちできません。意識的に予測価格を上げて対応していますが、それでもなかなか手にする事ができません。この状況はしばらく続きそうです。人気があるウォールナット材の仕入れが困難な状況は製作サイドにとっては痛手ではありますが、こればっかりがどうしようもない気がします。

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節はありますが、耳つき2枚はぎテーブルを製作することができるサイズのウォールナット材です。このサイズのウォールナット材を数枚手に入れる事ができました。その他、割れてしまったウォールナット材も数枚あります。真ん中でパックリと割れた板は、半分に割って多数枚の耳つきはぎテーブルにします。

ストレートカットテーブルは4~7枚の板をはぎ合わせて天板にします。耳つきテーブルはそのうちの両端の2枚を耳つき板にします。パッと見た目は普通のテーブルに近いですが、天然のカタチを活かした耳つき天板なので個性的なテーブルになります。家族団らんの中心に個性的なテーブルを置くことで、家族の親密度はグッと近くなるのではないでしょうか?

チェリー材は満足いく仕入れが出来ています。価格も落ち着いていて想定通りの額で仕入れる事が出来ています。
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耳つき2枚はぎテーブルが製作できるこのクラスのサイズを数枚手にしました。同じ丸太から採れた”共木”もあります。チェリー材は1枚板テーブルになるような幅の板がほとんど存在していません。チェリーはそれほど太く生長しない樹種なんですね。ウォールナット材は1枚板テーブル天板になる板がたくさん存在しています。ウォールナットは太く生長する樹種なんです。樹種によってどのぐらい太く生長するかだいたい決まっています。時間が経てばどんどん太くなる訳ではないようです。

これらの板はこれから乾燥をしなくてはいけません。乾燥には最低でも半年から1年ぐらい掛かります。よって上に写真をあげた板は直ぐテーブルにすることは出来ません。

ソリウッドのWebサイトでは、乾燥が終わっていてテーブル製作ができる状態の板情報を掲載しています。

→ソリウッド 耳つきテーブルページ

準備OKというアイコンがついている板がすぐにテーブルを製作できる板です。現在相模湖工房で在庫している板です。受注後に製作を開始します。サイズも出来る範囲で調整が可能です。塗装もオイル仕上げかウレタン塗装を選択できます。

瑞木@相模湖

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