2015.07.09

ダイニングテーブルのサイズの目安

今日はダイニングテーブルのサイズを選ぶ際の基準について、書いていきます。ダイニングテーブルを選ぶ際には、サイズが盲点になってしまうことがあります。特に既製品の場合は、気にせずあるサイズだから大丈夫だろうと判断してしまうこともあるでしょう。購入した後で、「家族全員で座るには狭すぎた」、「鍋を真ん中に置いたら、窮屈になった」など不具合がでないように、サイズについてしっかり確認しておくことをオススメします。

最適なサイズを導きだすための考え方は2つあります。「座る人数から考える」と「テーブルを置くスペースを考える」です。

まずは「座る人数から考える」です。まずは、長手方向に最大何人座われるテーブルがあるべきかを考えます。多くの場合、2人から3人だと思います。ここで、おさえておくべき指標があります。1人が食事をする際に必要なサイズです。食事をする際は、幅60cm×奥行き40cmが最低限必要とされています。

20150709 1

そこで、各長辺側に2人づつ座るとなると、最低で120×80cmが必要になります。また、3人座るとなると180×80cmが必要となります。注意頂きたいのは、この数値はあくまでも最低限の数値であることです。実際には椅子を2脚いれると狭く感じることがあります。特に肘掛けのある椅子だと1脚の幅が50〜60cmぐらいあります。そうなると、テーブルの脚と脚の間で130cmぐらいは必要になってきます。

ソリウッドの定番の脚のデザインを例すると、W135cmの天板であれば、脚と脚の間の寸法は116cm程度になります。これでは肘掛けがある椅子2脚入れようとすると窮屈になってしまいます。少し余裕がある4人掛けの場合、150×85cm、6人掛けの場合は190×85cmがあると十分といえると思います。

つぎに「テーブルを置くスペースを考える」をみていきます。

ここでも、いくつかの指標を頭にいれておくと失敗のないテーブル選びをすることが出来ます。椅子に腰掛けるためにはテーブルの端から一番近い壁までの距離が60cm以上あると良いとされています。これが1つ目の指標です。テーブルの奥行きが85cmのテーブルを置こうとすると、4人座るには、60+60+85の205cmが少なくとも必要になります。

また、人が椅子に座っている状態でその後ろを人が歩いて通ろうとすると、壁から110cm離れていると問題ないとされています。これが2つ目の指標です。キッチンに近い場所に置く場合は、人が通る動線を意識してスペースをみる必要があります。

以上の指標に気をつけて頂ければ、最適な天板のサイズがみえてくるでしょう。さらに、快適に生活出来るテーブルにするためには、テーブルの高さにも気を配りましょう。テーブルの高さは、一緒に使う椅子の座面高との関係が重要になってきます。テーブルの一番上の高さから椅子の座面高を引いた数値を差尺といいます。この差尺が27〜30cmの間にあると、心地よく座ることができるとされています。気をつけて頂きたいのは海外で製作されているテーブルは、高さが75cmといったものがあります。日本でデザインされ、日本で製作されている椅子は座面高が40〜45cmに設定されているものが多いです。これらの椅子に輸入された75cmのテーブルを合わせると、差尺が30cmを超えてしまいます。そうなると、違和感のある組み合わせになってしまうことがあります。

賢木@吉祥寺

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest