2015.06.28

チェリー材の椅子に選ばれている座面は?

“木の椅子”は、その名の通り本体に無垢材が使われている椅子になります。本体は木製であっても、座面については必ずしも木であるとは限りません。より柔らかな座り心地を実現させるために、座面にクッション性のあるウレタンフォームを布地や革などの生地で覆ったものもつけることが多いです。そして、その生地をお客様の好みで、色味を選ぶことができるようになっています。ソリウッドで扱っている”木の椅子”でも、座面が選べるものが多いです。製作するメーカーによって、選べる座面の種類や生地は変わってきます。

徳島県にある椅子メーカーである宮崎椅子製作所さんの椅子は、一部を除いてい木の座面である板座の選択が出来ませんが、その分選べる生地はとても多いです。おおよそ布で40種、革で20弱の中から選んで頂くことができます。

北海道の津別町にある山上木工さんで製作されているisu-worksブランドの椅子は、板座を選ぶことができる椅子が多いです。その他の座面としては、布、レザー、テープがあります。テープは8色、布は5色、レザー6色のラインナップがあります。

以前にウォールナット材やナラ材の椅子をご注文された方が、そういった張り地を選択しているかをブログエントリーにしたことがあります。

ウォールナット材の椅子にはこんな色の生地が選ばれている

ナラ材の椅子にはこんな色の生地が選ばれている

ウォールナット材だと同系の茶色のレザーが最も選ばれている生地でした。これは非常にシックで落ち着いた印象のある組み合わせです。ナラ材だとこれまた同系色といえる黄色(カラシ色)が最も選ばれた生地でした。ナラ材の場合、比較的どんな色でも映えるので、鮮明な色が一番にくるかなと思いましたが、意外と落ち着いたものが一番選ばれていました。

今日は、その続編ということでチェリー材の椅子にスポットを当てていきます。今回も生地の数が多く、集計しても差がつかない宮崎椅子製作所さんのものではなく、isu-worksの椅子で選ばれている座面の傾向をみていきます。

まず、注目していきたいのは、チェリー材の椅子の場合、最も多く選ばれたことがあるのが、「板座」です。

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これはちょっと意外な感じがするかもしれません。過去のブログエントリーでは、板座を選択したお客様をのぞいて集計しました。ですが、日頃の接客を通して、チェリー材の椅子を注文される際に、板座が多く選ばれている印象がありました。なので、今回は板座も調査対象にして集計しました。結果は思った通りでした。理由については、私には見当がつきません。チェリー材が好きな人は、本当にチェリー材が好きで座面もチェリー材にしたくなるのか?、板座の椅子を好む人はチェリー材を好む傾向にあるのか?ちょっとした謎です。

板座の次に選ばれているのが、黄色(カラシ色)の布です。

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吉祥寺ショールームに展示しているLENチェアがチェリー×黄色の布の組み合わせになっています。チェリー材の優しいオレンジと少しくすんだ黄色が非常に合っていると思います。チェリー材は経年変化で色が濃くなっていきます。そうなった後でも相性は変わらず良い雰囲気になっていきます。実際、この展示品をみてこの組み合わせが気に入って選んで頂くケースが多いです。

その次に多かったのは、黒い布地です。

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黄色の布地に比べてカチッとした印象で格好よい印象になります。

以上がソリウッドでisu-worksのチェリー材の椅子をご注文される方が選ばれる座面のトップ3でした。吉祥寺ショールームには、過去に納品した椅子の写真をまとめたファイルを用意しています。その中には、今日取りあげた組み合わせではないものも掲載されています。もし、座面選びに悩んでしまったら、ぜひ参考にしてみてください。

賢木@吉祥寺

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