2015.06.25

ライフスタイルの変化によるテーブルのリメイクについて

無垢材のテーブルをご購入される際は、ある程度の期間使うことを前提としている方が多いと思います。無垢材のテーブルは、表面は傷ついたり、塗装が剥げてしまったりしてきますが、室内で使うだけでしたら木部自体はほとんど劣化はしません。そのため、表面を削ったり、塗装をし直すことで新品同様にリフレッシュさせることが出来ます。その点は安心してご使用ください。ですが、長く使う間には、当初想定していた使い方とは違うカタチで使いたいということも出てくると思います。テーブルをご購入後に、お子様が生まれ家族が増えたり、逆にお子様が成長され独立し、家を出て行くこともあります。普段使う人数が違えば必要なサイズも変わってきます。また、家を引っ越すことで、スペースの問題や生活の仕方も変わることがあります。このようにライフスタイルが変われば、テーブルに要求される機能も変わってきます。長く使えるためには、こうしたライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるようにしておくことが重要になります。

ソリウッドのテーブルをご使用頂いている方からもそういった問い合わせを受けることがあります。

「座卓として使っているテーブルを椅子で使うダイニングテーブルにしたいのだけど、可能か？」

ソリウッドでは２０年ほど前から脚をプレート方式という方法で取り付けています。このプレート方式で脚がついているテーブルであれば脚を新たに製作することで、座卓からダイニングテーブルに返信させることが出来ます。もちろん、その逆も可能で、椅子とあわせて使っているダイニングテーブルを背の低いローテーブルにすることも出来ます。その場合、新たに脚を製作するか、使っている脚をカットして低い脚にします。

このプレート方式であれば、脚の高さだけでなく脚のデザイン自体をある程度変えることも出来ます。例えば、８０mmの角４本脚をご使用していて、お引っ越しなどを機に少しテーブルの印象を変えたいといった時に、定番でありながらちょっと変わったデザインであるTypeXの脚にすることも出来ます。

以前ローテーブルからダイニングテーブルへのリメイクした事例を紹介します。

当初はローテーブルとして納品させて頂きました。数年後お引っ越しを機に天板はそのままにダイニングテーブルへのリメイクをご注文頂きました。

こちらがリメイク後のダイニングテーブルになります。

テーブルの高さを変えるための費用としては、新たな脚を製作する費用と取付けに関わる費用になります。ダイニングテーブル用の長い脚は、４本１セットでおよそ５万円、低いテーブル用の脚は４万円程度が製作する費用としてかかります。これに、送料と取付費用が別途かかります。これらの費用は場所によってことなりますので、詳細はお問い合わせください。取付については、弊社のスタッフがトラックで伺える場所は、スタッフが伺って取り替え作業を行うことが出来ます。

遠方の場合は、お客様自身で脚を変えて頂く必要がでてきます。作業自体は約１５分ほどになりますが、天板が重いので大人の男性２人で作業することを推奨しています。

「大きいダイニングテーブルを２つの小さなテーブルに作り替えることは出来ますか？」

こちらも加工自体はすることが出来ます。ですが、テーブルの状況によって、ご希望のサイズにリメイク出来るかどうかが変わってきます。ソリウッドの無垢材テーブルは、天板の裏に長く使えるための工夫を施しています。先ほども触れたように天板と脚は着脱がいつでも出来るようになっています。天板裏には脚をつけた金属製プレートを取りつけるための溝が掘り込まれていて、ボルトで固定するためのナットも埋め込んであります。さらに、反り止めとして金属の棒状のものを天板裏に取り付けます。こちらもしっかりと効くように溝を掘り込んでいます。テーブルをリサイズする際に、場合によってはこれらの溝と干渉してしまい、溝が外から見える状態になってしまいます。溝部分は、ウレタン樹種で埋めることは出来ますが、見栄え的には少し見劣りしてしまうことになります。

賢木＠吉祥寺

• Tweet
• シェア

• • 前の記事
  • 次の記事
• ブログ記事一覧に戻る