2015.05.22

ソリウッド木工教室は手道具を使って木工を楽しむ教室です。

ソリウッドでは、趣味で木工を楽しむ方のための木工教室を開催しています。ソリウッドがスタートした初期から開催しているので既に30年を越える歴史を持っています。木工教室がスタートした時からいろいろと形態は変わっていますが、相模湖工房に移転してからは、手道具を使っての作品作りを月1回1日楽しんでもらう形になっています。

はじめは1年間(全12回)の基礎クラスに所属してもらいます。基礎クラスでは、鉋(かんな)・鑿(のみ)・鋸(のこぎり)といった手道具の使い方を学びながら課題の花台を製作してもらいます。

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鉋や鑿といった道具はホームセンターにも売っているので、手に入れる事もとても簡単です。でも、正しく使えている方は少ないと思います。基本的に取り扱い説明書はついていないですから。例えば、鉋に取り扱い説明書をつけるとするならかなりのページ数になってしまうでしょう。長く使うためにはじめに行う仕立てについても、知られていないのが現状です。

新しく購入した鑿は、まずカツラを下げる事をしないといけません。これをしないで、玄翁で鑿を叩くとすぐにカツラがとれてしまうようになります。

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鑿の柄の上についている金属製の輪っかがカツラです。新品の鑿はこういう状態になっています。このまま、玄翁で叩いて使うとカツラを直接叩いてしまうので、金属が伸びてカツラが外れてしまいます。

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一度カツラを外して、柄を少し削って再度カツラを深く入れて余った柄の部分を叩き潰してカツラにかかるようにします。文字で書くと簡単そうですが、やったことのない人にはなかなか”ちんぷんかんぷん”でしょう。

道具の扱い方も知っているようで知らないことが多くあります。基礎クラスでは道具の使い方を教え、使いながら木工を学んで頂きます。

基礎クラス1年間を修了した方は、応用クラスに進んで頂く事が可能になります。応用クラスは自由制作になります。自分で作りたいものを制作して頂いています。応用クラスの生徒さんがどんな物を制作したかはこちらのページをご覧下さい。

木工教室 生徒作品

実に多種多様な作品が制作されています。

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こちらはチェリー材で制作したベンチです。こちらはかなり王道なデザインですが…写真で見る限りは我々が製作・販売しているものと区別は付かないと思います。実際、近くで細かく見るとミスが見られますが、使用上は全く問題ですし、制作したご本人もとても満足そうでした。

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こちらはちょっと変わった作品です。ベランダに猫が出るための扉です。下側に猫のための出入り口がついています。上の部分には制作者本人がつくったステンドグラスをはめ込んでいます。

使用する材は、ソリウッドに注文して頂いています。注文して頂いた材は指定されたサイズに揃えて次回使用する際に渡せるように用意しておきます。材はウォールナット材やチェリー材など、我々が製作販売している家具に使用しているものと同じ木材を使用しています。仕上げもオイル仕上げなら、製品と同じオイルを使用しています。そのため、仕上がりは製品と同じようになります。もちろん、失敗している所や上手くいってないところもありますが、材がしっかりしているので出来映えはよくなります。そういった意味でも、安心して制作してもらえると思います。

ソリウッドの木工教室の基礎クラスは春(4月)と秋(9月か10月)に始まります。秋のクラスに関しては、詳細が決まり次第Webサイトに情報をアップします。木工に興味を持ってる方は資料請求をしてみてください。

瑞木@相模湖

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〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
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