2015.03.15

テーブルを置く位置

今日はテーブルの置く位置について書きます。

テーブルを購入する際は、なんとなく置く場所を決めてから適当なテーブルサイズを検討する流れだと思います。テーブルの納品に何度も立ち会ってきましたが、だいたいテーブルの置き方は2つに分かれます。大げさにいうことではないのですが、1つはダイニングの空間にポツんとテーブルを配置するものと、もう1つは壁やキッチンカウンターにいずれかの辺をくっつけるものです。これは、ダイニングテーブルを置くズペースや日頃そのテーブルに座る人数によって変わってくるものですが、納品事例の中からそれぞれのスタイルを紹介したいと思います。

まずは、納品したばかりの2件の事例からみていきます。

1つ目は小さなお子様のいらっしゃる3人家族のお宅に納めたナラ材のダイニングテーブルです。サイズはW1350×D850になります。

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納品にいった際にはすでにテーブルを置く位置が決まっていることがほとんどです。お客様の計画通りに配置します。こちらのお宅では、先ほどあげた2つのタイプの後者である「壁ドン」スタイルです。(←勝手に名付けました。流行に悪ノリした感は否めませんが、ご了承ください)短辺の片側を壁につけて配置しています。長辺側にそれぞれ椅子2脚をおき、お誕生日席に1人すわれば、5人掛けできます。また、お客様が来たときはダイニング中央にテーブルを持っていけば少なくとも6人は座れるようになります。

通常、壁の下側の床との境部分には幅木という板状のものです。幅木が持つ役割は大きく2つあります。1つは掃除の際に、掃除機などをぶつけてできる傷や汚れを防ぐためです。もう1つは床と壁の間をキレイに仕上げるのが難しいため、隙間ができたり、施工の精度によっては見苦しい部分ができてしまいます。そういったものをカバーするためです。幅木に使われる素材は様々で、名前通り、無垢の木が使われることもありますし、MDFのような木質素材に突き板が貼られたものやアルミ、タイル、ビニール系の素材が使われているものもあります。

この幅木ですが、ほとんどの場合、板の厚み分壁から出っ張ることになります。テーブルを壁にピッタリとつけたい場合は、脚が幅木の厚みより奥まって付いている必要があります。ソリウッドの場合、特にお客様のご要望がない場合は天板より15ミリ奥まって脚をつけるのが定番仕様になります。ですので、幅木と干渉することはほとんどありません。テーブルの端にあわせて脚をつけるご要望を受ける場合もあります。オーダーでそのように製作する場合も出来ますが、壁にピッタリとつけることを考えている場合は幅木の厚みに注意してください。

少し話しが逸れましたのが、テーブルの納品事例に戻ります。続いて納品させて頂いたのが、ウォールナット材のテーブルで、サイズがW1500×D700×H700、天板厚が40mmのものです。こちらも「壁ドン」スタイルで設置しました。

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こちらは先ほどと同じ「壁ドン」スタイルですが、壁につける方向が違っていて長手方向を壁につけています。縦長のリビングダイニングに設置するため、はじめから壁につけて使用することを想定したサイズになっています。椅子はisu-worksさんのENNチェア(肘掛けなし)・板座で、材はテーブルと同じウォールナット材になります。

最後は、テーブルのを壁から離しておくスタイルの事例を紹介します。

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こちらはチェリー材のダイニングテーブル・チェア・ベンチの納品事例です。壁から離すことで、テーブルの4辺をフル活用することが出来ます。このようなスタイルでテーブルを配置する場合、壁との距離がポイントになります。椅子をひいて座るのに約60cm、椅子に人が座った状態でその後ろを歩いて通るには100〜110cmが必要となります。テーブルの配置位置を検討する際に参考にしてみてください。

賢木@吉祥寺

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