2015.03.02

テーブルと椅子は、塗装を合わせると違うメーカーでも統一感がでます。

ソリウッドでは無垢材テーブルに合う木の椅子を取り扱っています。現在、国内生産をしている2つのメーカーの椅子20種類ほど販売しています。さらに近々、もう1つのメーカーの椅子の販売も始まります。この新しく取り扱う椅子に関しては、展示品が届き次第お知らせ致します。ソリウッドで扱っている椅子の種類に関してはこちらの一覧をご覧下さい。
ソリウッド チェア・ベンチ一覧

ソリウッドで製作・販売している無垢材テーブルはオイル仕上げのものがほとんどです。となると、テーブルと合わせる椅子も似たような仕上がりになっているものの方が雰囲気が統一できます。

isu-worksシリーズの椅子は、オイル仕上げになっています。仕上がりの質感もソリウッド製のテーブルとも似ています。製作しているメーカーは違いますが、テーブルと椅子のセットで使っても特に違和感はありません。塗装を合わせると、テーブルと椅子のメーカーが別々でも違和感は少なくなると思います。

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isu-works HUGチェア isu-worksシリーズの第1弾として発表されたHUGチェア。湾曲した背と適度な柔らかさの座面が、とても心地良い座り心地を提供してくれます。発売以来コンスタントに売れているスタンダードダイニングチェアです。

無垢材を使った家具の塗装は、ウレタン塗装とオイル仕上げに大きく分けられます。ウレタン塗装は表面に塗料の薄い層を作ります。おおまかに言うと、木部の上を薄いプラスチックの層で覆っている状態です。使う塗料や塗装方法でも異なりますが、オイル塗装のものに比べると艶が多くなります。

オイル塗装は表面に層を作らない塗装方法です。家具塗装に使われるオイルは亜麻仁油を原料にしたものが多く使われています。オイル成分が木の導管に染み込んで固まります。表面を塗料が覆う訳ではないので、手が触れる部分は木そのものです。木の質感をそのまま楽しめる塗装方法です。こちらも使うオイルや塗装方法によって変わってきますが、艶はウレタン塗装に比べると控えです。

宮崎椅子製作所の椅子は、蜜蝋ワックス仕上げになっています。蜜蝋ワックスもオイル塗装と同じような原理です。こちらも層を作る訳ではなく、導管に染み込んで固まるタイプの塗料です。蜜蝋ワックスは、ミツバチの体内から分泌された蝋と荏胡麻油をブレンドして作られています。艶も自然な感じでオイル塗装と同じような艶感がでます。

実際にオイル塗装の椅子と蜜蝋ワックスの椅子を見比べても、差は感じません。蜜蝋ワックス仕上げの椅子とオイル仕上げのテーブルを合わせても違和感は全くありません。

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チェリー材のboチェアです。現代版ウィンザーチェア。座面が木である事とスポークの背でなんとなく大味な座り心地かなと思いますが、座ってみると意外と優しく身体をホールドしてくれてしっくりくるんです。

ひとつ椅子に関する仕様変更のお知らせです。

宮崎椅子製作所のHANDYチェアの仕様が変更になります。以前このブログでも取り上げましたが、HANDYチェアは座面と本体が固定されていない仕様になっていました。HANDYチェアは、1956年に発表されたNV31という椅子の復刻版です。オリジナルのNV31は座面が取り外せるようになっていたため、HANDYチェアもオリジナルに忠実に座面が取り外せる仕様になっていました。

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しかし、座面が固定されていない事に対する不安だという意見が多くあったために、座面を固定する仕様に変更になります。次回製作ロットからの変更ということなので、これから受注を受けたものに関しては座面が固定された仕様のものが届くようになります。

HANDYチェアについてはこちらのブログエントリーをご覧ください。
宮崎椅子製作所さんの展示会とHANDYチェアの秘密。

僕も展示品が工房に来るまで、座面が固定されていないことを知りませんでした。なので、箱から取り出す時に座面が浮いたのでビックリしました。その後、宮崎椅子製作所さんの展示会があったので、スタッフさんから座面が固定されていない事の理由を聞いて納得してはいたのですが。やっぱり固定されていた方が良いという結論になったんですね。

瑞木@相模湖

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