2015.02.05

2月5日に紹介すべきブックマッチ天板

今日2月5日は、「双子の日」だそうです。語呂合わせ的な感じで2→フ→双、5→ゴ→子で双子の日ということですね。35年、双子の片割れとして人生を歩んできましたが、はじめて聞いたような気がします。

このブログも「家具屋で働く双子のブログ」と題している点で、おわかりかと思いますが、ソリウッドでは、一卵性双生児が働いています。1人は相模湖の工房で材料の仕入れや板の管理から配達、製作した家具の写真撮影などを担当しています。もう1人は、吉祥寺ショールームで、店の運営と家具の相談役として、お客様のご要望をお聞きし、無垢材テーブルやオーダー家具の提案をしています。最近では月1回、テーブル選び方講座というセミナーをショールームで行っています。

ベースとなる職場が違うので、普段一緒にいる時間は少ないのですが、たまに会議などでショールームで二人でいることもあるので、双子であることを知らないお客様はびっくりしますね、同じ顔の人が二人いると!(最近は昔ほど似てると言われなくなりましたが・・)

双子だということがわかると、よく聞かれる質問があります。「お互いの思っていることを感覚的にわかるんですか?」というテレパシーが使えるのか系の質問です。あくまでも個人的な意見ですが、皆さんが期待しているようなテレパシーの能力は残念ながら私にはなさそうです。ただ、同じ場所にいて偶然同じ手振り、身振りをしたり、同時に同じ単語を発したりということは数多く経験してきました。

私たちの場合、双子で仕事を一緒にしているので、「双子で同じ仕事をするメリットはあるか?」という質問も多く受けます。

これについては、経営者的な立場にいますので、身近になんでも言い合える、相談できる人がいるのは心強いと思っています。あとは、このブログを書き続けるにあたって、二人で分担できるので双子で良かったなと思います。1人だったら、とっくに毎日更新は挫折していたでしょう。

少し前置きが長くなってしまいました。今日のブログエントリーは双子の話をするというよりは、双子の日と無垢材家具をどう結びつけて1つの話にするかがポイントで、これから本題に入ります。

2月5日の双子の日にちなんで、ぜひ紹介したいテーブル天板があります。まずは写真をみて頂きます。

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もうわかりましたよね!?

こちらの天板は、カバの無垢材を2枚使っていますが、その2枚が双子のようにそっくりですよね。こういった天板は家具の世界では「ブックマッチ」と呼ばれています。丸太の状態から製材した際に上下になった板の上を本のページを開いた状態になっていることからこの名がつけられています。ブックマッチの天板をみる度に、なんか双子みたいな板だなと思っていました。実際には、1つの丸太から10枚前後の板に製材されるので10つ子ちゃんのうちの2人といったほうが正確ではあります。

ブックマッチの天板の良いところは、左右の木目がほぼ左右対称になるので木目が整い、非常に綺麗な天板に仕上がる点でしょう。その点が人気がある要因といえます。

こちらのカバ材に使われている2枚の板を見比べて頂けると、どっちがより樹皮に近い部分にあった板かが分かります。一番わかりやすいのは、中央株にある2つの節穴でしょう。左右を比べてみると右側の節穴より小さくなっています。節は立木の状態であった時は同じところに枝が生えていた証拠です。枝は先にいくに従い細くなっているので、この場合、右側の板が樹皮に近い部分といえることになります。

こちらのカバ材の2枚はぎ天板は、現品販売用の天板として現在製作中で、完成次第、吉祥寺ショールームに展示する予定です。天板の大きさはW1500×D895-910 mmになります。4人掛けのテーブルとして最適なサイズです。もちろん、短手側にも座れば6人で食事をとることも可能です。

詳細の情報はこちらからどうぞ。

K1329 一部スポルテッドありの個性的なカバ材耳つき2枚はぎテーブルです。

この板以外でも、双子のような板を使って製作するブックマッチ天板ができるものもあります。

T1321 白いトチ材で製作するブックマッチ天板II

賢木@吉祥寺

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