2014.12.10

ウォールナット材のテーブルの特徴とコーディネート例

ウォールナット材のダイニングテーブルはソリウッドの中でも売れ筋といっていいほど、ご注文の多い商品です。今日はウォールナット材の特徴の説明を交ぜつつ、これまで納品した事例を紹介していきます。

まず、ウォールナットの最大の特徴はなんともいえない色味にでしょう。簡単にいってしまうと出来た当初はこげ茶で、使っていくうちに赤茶色ぽくなっていきます。いずれも木材に着色するだけでは決して表現できないものになります。その理由は、濃い部分と少し薄い部分があることによる縞模様にあるといえるでしょう。そのため、木目も比較的派手になります。また、仕上げに使うオイルとの相性が良い材種でもあります。しっかりと磨き、その上にオイルを塗ると、これまた何ともいえない優しくしっとりとした肌触りになります。濃い色味とこの肌触りにより、落ち着いた雰囲気のダイニングテーブルになります。

見た目の問題でひとつ知っておいて頂きたいのはウォールナット材の白太です。白太とは、丸太の外側、つまり樹皮の内側の部分を指します。ウォールナットの場合、ここの部分が中心部と違い、白っぽい色味になります。そのため、耳つきテーブルになると、端の部分にこの白い部分がくることになります。中心部でもいえることですが、やはり自然素材のため、個体によって多少色の濃淡があります。白太の場合、はっきりと白いものもありますし、すこし、茶色ががったものもあります。

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こちらは実際に納品した耳つきのテーブルです。これは、白がはっきりとしている部類に入ると思います。ウォールナットの場合、良いアクセントになり、あまり暗くならないほうが良いという方は、耳つきを選んで頂くほうが良いかもしれません。

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また、こちらは先ほどのものに比べて、白太の部分がそこまで白くない事例になります。

耳つきのテーブルでは、端が白太になりますが、四角くカットされた板で製作されるストレートカットのテーブルでは、通常白太が天板の表にこないようにしています。最近では、白太抜きで幅が広いウォールナットの板の原材料が高騰している傾向にあります。そのため、濃い茶色の部分だけで、12cmから15cm以上の幅がある板をを確保することが難しくなっています。裏面や木口部分には、白太が入ることが多くなっています。

ストレートカットテーブルの製作事例になります。ウォールナット材のテーブルに同じくウォールナット材で製作された宮崎椅子製作所さんのribチェアの組み合わせです。

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また、こちらは同じくストレートカットのテーブルにisu-worksさんのHUGチェアの組み合わせです。椅子の背のカタチで印象は変わってきますね。また、同系のファブリックでまとめた前者とアクセントになる黄色のファブリックを組み合わせた後者はウォールナット材のテーブルとチェアの代表的なコーディネート例になります。このほかにも、緑系のファブリックも相性は抜群で、人気もある組み合わせです。

つぎにオーダーでの製作だからこそできるコーディネート例を紹介します。

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ウォールナット材ストレートカット天板にナラ材の脚をつけ、椅子もナラ材のものを組み合わせています。テーブル&椅子をウォールナット材で揃えると部屋の雰囲気が暗くなりすぎるのでは?と心配される方もいらっしゃいます。確かに他の家具までウォールナットのように濃いものだと全体的に暗い印象になるのは避けられません。そこで、脚や椅子をすこし明るめの材にすることで、そうした問題点を解決させるコーディネート例です。

 今日は、同じウォールナットでも耳つきやストレートカット、一緒に合わせる椅子のデザインや樹種などで印象は変わってきますということを実際の例を交えて紹介致しました。そういった意味でソリウッドでは、選べるバリエーションが多いともいえます。

賢木@吉祥寺

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