2014.11.27

耳つきテーブルを知ってもらいたいので・・・

耳つきテーブルのことをパッと知って頂くために、店頭で配布する耳つきテーブルのチラシを作りました。A4片面の簡易的なものですが、耳つきテーブルがどんなものかはわかって頂けると思います。吉祥寺ショールームにお越しの際はぜひ手にとってみてください。

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ソリウッドでは、この耳つきテーブルには、こだわって製作していきたいという思いがあります。

その理由は以前に瑞木@相模湖が書いたブログエントリーに記されています。

ソリウッドが耳つきテーブルにこだわる理由

ここに書いてあることを簡単にいってしまうと、耳の部分はひと目で無垢材とわかる目印です。

無垢材と比較される化粧合板のテーブルでは、耳つきというものは存在しません。化粧合板のテーブルは、芯となる合板やハニカム構造構造の芯材に0.2ミリぐらいに削られた突き板といわれる薄い板を表面に貼ります。パッと見は、無垢材のテーブルに見えますが、0.2ミリの板では、無垢材の持つ質感などは十分に出てきません。

我々はなぜ、無垢材にこだわっているかと問われると、やはり木がもつ自然な力を日々の暮らしで感じて頂きたいと思っているからです。そうなると無垢材でしか表現することのできないカタチというものを追い求め、耳つきテーブルにもこだわりをもって製作することはものすごく自然なことだと考えています。

今日はもうちょっと耳つき板について書いていこうと思います。

耳つき=1枚板?

これは少し誤解されている方も多いかもしれません。耳つきテーブルは必ずしも1枚板でできているわけではありません。ソリウッドでは、むしろ1枚板より複数の板を接ぎ合わせてつくる耳つきテーブルのほうが多く、生産しています。それは、価格面の問題が大きく影響しています。1枚でテーブルにするには、幅が850ミリ以上は欲しいところです。850ミリというと成人男性の肩幅よりもだいぶ広いです。そんな幅の幹の樹木が目の前に立っていたら、太いなぁと思うぐらいの大きさです。そこまで大きな木となると、やはり価値が出てきます。材料として木材が減少しているといわれる中、太く大きい板の値段はかなり高いです。テーブル価格にすると、40万、50万は当たり前といった感じになります。

ソリウッドの主力である2〜3枚はぎの耳つきテーブルは、W1500ぐらいで25万〜といった価格感になります。テーブルの質や強度としては、1枚板となんら変わりなく作ることができるので、お客様にとってもメリットは大きいと考えています。ですが、耳つきのはぎテーブルを作るには、やはり経験と工夫が必要になってきます。重要なのは「接ぐ」という技術です。1枚板であれば、板を入手して乾燥さえうまくいけば、あとは削るだけでテーブルのカタチは出来てしまいます。

ところが、複数枚接ぐとなると、その分の手間がかかり、技術やノウハウも必要になります。そこで、35年以上に渡る無垢材テーブルの製作経験が効いてきます。

耳つきはぎテーブルの”はぎ”には経験で培う技術が必要です。

もし、耳つきテーブルが欲しいと思ったら、ソリウッドウェブサイトの耳つきテーブルのページをご覧ください。ここでは、乾燥が終わって準備が整った板を天板になった際のイメージ写真とともに紹介しています。もし、気にいった板がありましたら、ご希望のサイズをご連絡ください。見積りを作成します。

さらに、実際の板が見たいという場合は、相模湖工房で案内することが出来ます。相模湖工房では、耳つき板の仕入れを担当している瑞木@相模湖が板の特徴やテーブルになった際のイメージを出来る限り伝えます。これまでも相模湖工房で板をみて最終的な注文になるケースが多々あります。工房でも案内は、見積りを提示させて頂いた後、ご希望があれば、日程を調整させて頂いております。土日でも案内は可能です。ぜひ相模湖工房にも足を運んでみてください。

賢木@吉祥寺

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