2014.04.17

板座リニューアル

北海道津別町にある山上木工さんが展開する「isu-works」の椅子。「isu-works」の椅子は2012年に発売から始まり、TAG、LOGと続き、昨年に全9種類となりました。9種全ての椅子で座面のタイプが選べます。基本的には、「布」、「レザー」、「板座」が選べます。

今回、その中の「板座」がリニューアルされました。

isu-worksの新・板座

新・板座はオール無垢材でより板座感が高い仕上がりになっています。大きな変更点は

1.板の並べ方が横向きから縦向きに

2.座面の質感がやや荒めに

といったところです。

まず1の板の並べ方によるデザイン変更をみていきます。

従来は板が横に接ぎ合わされ、はぎ面に小さいV字型の溝をいれるデザインでした。新・板座は無垢板を縦に並べ、多少の伸縮による影響が出ないように少し隙間が空いているデザインになりました。こんな感じに。

板座の新デザイン

こうすることでより板を使用している感じが強くなりました。板座で選べる材は椅子本体と同じウォールナット、チェリー、メープル(Nシリーズを除く)、ナラに対応しています。現在ショールームには、MAGチェアのナラ板座とGENチェアのウォールナット板座が展示されています。座り心地については、従来のタイプと変わらない印象があります。板と板の隙間についても普通に座る分には全く気になりません。

第2の大きな変更点である座面の質感ですが、従来型はテーブルのようにツルツルな表面でした。今回の変更に当たって座面をこれまでより粗く削り、手で触るとすこしザラつき感を感じます。なかなか上手い表現が見当たらず、ザラつき感と表現しましたが、触って不快になるような手触りではありません。少し粗くすることで、滑り止めの役割も果たします。

ソリウッドオリジナルのベンチのテクスチャー仕上げに近いです。

無垢材の座面は、布や革などのファブリックに比べると、クッションがない分、固く感じると思います。食事などの短い時間だけでしたら、全く問題ないですが、本を読んだり、リラックスしたいと考えるなら、クッションを別に用意したほうが良いでしょう。

板座を選ぶ人の多くは、「ファブリックにした際の汚れが気になる」「座面を交換する必要がない」といった点をメリットと考え、選択しているように感じます。

迷った際は、座り比べに吉祥寺ショールームに寄っててみてください。

賢木@吉祥寺

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest