2014.08.31

boチェアの販売を始めました

ソリウッドで扱う椅子のラインナップに宮崎椅子製作所さんの「boチェア」が加わりました。

boチェア 

ウィンザーチェアをモチーフに小泉誠さんがデザインした椅子です。宮崎椅子製作所さんとしては珍しい座面も木で製作されている椅子です。サイズはW435×D485×H850(SH415)mmの比較的小振りの椅子になります。玄関などのちょっとしたスペースに置く事も出来ますし、パソコンデスク用の椅子としても使い勝手が良さそうです。もちろん、ダイニング用の椅子としてもバッチリ使えます。

こちらの椅子は座面も木ですが、軽量化するための工夫もされています。座面の下は強度が保てる程度に掘り込んで無駄を省いています。このあたりにも椅子を長く専門にしている宮崎椅子製作所さんのこだわりとモノ作りの姿勢がみてとれます。

吉祥寺ショールームで展示しているものは全てのパーツがウォールナット材で製作されているものです。価格はこちらのウォールナット材共材の場合、¥57,240-(消費税込み)になります。材によって価格は変わります、最も安いもので¥47,520-で、最も高いもので¥57,240-(共に消費税込み)の価格帯になります。

実は、この「boチェア」は2種類の樹種混合バージョンがあります。本体と桟、脚の部分を違う樹種の組み合わせで製作出来ます。

基本となる本体部分は、他の宮崎椅子製作所さんの椅子と同様でブナ/ホワイトアッシュ/メープル/チェリー/ナラ/ウォールナットの6種です。これに背のみが紫色したパープルハートにする組み合わせと脚と桟をメープル/ナラ/ウォールナットにすることが可能です。

宮崎椅子製作所さんの商品紹介のページには、本体がウォールナット材で桟と脚がメープル材の組み合わせの写真が出ています。樹種が2種類になると、より可愛らしい印象が強くなります。

先ほどウィンザーチェアをモチーフにしたと書きましたが、とは、17世紀の後半、イギリスのウィンザー地方で農家などで使う実用的な椅子として製作されるようになったといわれています。ウィンザーチェアのデザイン的な特徴としては、

1. 木の座面

2. 背と座面の間に丸いスポークが直接ついている

3. 座面の裏に脚が直接ついている

といったところでしょう。

ウィンザーチェアはイギリスで流行った後、アメリカでも流行し、様々なデザインが発表され、椅子の1つのジャンルとして確立されています。日本でも人気は高い椅子です。日本でウィンザーチェア製作の第一人者と評価されていたのが、村上富朗さんです。boチェアのデザイナーである小泉さんも村上さんとの親交は深く、この椅子の製作にいたる過程についてこうコメントしています。

ウィンザーチェアー名人の村上富朗さんに会ったのは30年前。その村上さんが昨年亡 くなられ、お世話になった思いを素にスポーク構造の椅子に挑戦した。とても必然的 で合理的なこの工法と宮崎椅子の技を合わせ、華奢ながらもしっかりと身体を包んで くれる優しい椅子が出来上がった。 

ソリウッドも村上さんとは小さな縁ではありますが、関わりがあり、工房にある板を何度か買って頂いたことがあります。その村上さんへの思いをもとに製作された現代版ウィンザーチェアをぜひ多くの方に知って頂き、愛用頂きたいなと思っています。

ソリウッドでは、「boチェア」以外にも小泉誠さんデザインの椅子の扱いがあります。ソリウッドで扱う宮崎椅子製作所の椅子人気ランキング1位の「UUチェア」も小泉さんのデザインです。

小泉誠デザインUUチェア

「boチェア」は小振りな椅子ですが、こちらの「UUチェア」はどっしりと腰掛けられる比較的大きな椅子です。椅子のタイプは違いますが、同じデザイナーがデザインしたつながりの組み合わせというのもアリかもしれません。

また、スポークがついている椅子は「boチェア」以外にもあります。それが「ribチェア」です。

ribチェア

こちらも宮崎椅子製作所さんの椅子ですが、デザインは村澤一晃さんになります。スポークがついている2種の椅子を合わせるのも面白いかもしれません。

他の椅子と同様、吉祥寺ショールームで実際に座ることが出来ますので、座り心地をぜひ試してみてください。

賢木@吉祥寺

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